8/28 観光経済新聞を抜粋編集
観光庁は、映画やドラマなどの海外映像作品を外国人旅行者の誘致拡大に生かすため、国内での撮影やロケハンを支援するモデル事業を実施する。作品を契機にロケ地などを巡る観光を「スクリーンツーリズム」と位置づけ、有識者を含めた作業部会を設置してモデル事業の効果を検証、スクリーンツーリズムの推進指針づくりにつなげる。今年度は6作品程度を支援する予定で、第1期の募集を23日に開始した。
モデル事業で支援対象となる作品の要件は、海外で上映、放映が予定されている作品で、撮影の受け入れ地域が行う観光プロモーションに協力が可能であることなど。ビジット・ジャパン事業の最重点市場の韓国、中国、台湾、香港の作品を優先的に検討する。
支援内容は、日本で撮影を行うために必要な情報提供のほか、撮影への支援費として1作品当たり500万円以内、ロケハンなどの支援費として100万円以内。日本までの旅費、日本国内で支払う宿泊費や交通費などを対象とする。
今年度は2期に分けて募集。第1期の募集締め切りは9月3日までで、撮影支援3件以内を採択する。第2期は募集期間が10月25日〜11月5日でロケハンなど3件程度を採択する予定。第三者委員会を設けて支援作品を決定する。
申し込みに関する問い合わせは、ユニジャパン(TEL03・3524・1081)まで。
映像作品が訪日外国人旅行者の増加に結び付いた例では、道東が舞台となった中国映画「非誠勿擾」、秋田県の観光地が登場する韓国ドラマ「アイリス」などがある。海外製作者に対する情報提供や支援策を充実させ、インバウンドの拡大につなげたい考えだ。
2010年8月29日日曜日
2010年8月1日日曜日
訪日外国人、一番の楽しみは「食事」
2010年7月31日 観光経済新聞を抜粋編集
外国人観光客が訪日旅行で一番楽しみにしているのは「食事」。日本政府観光局(JNTO)が今月30日に発行する報告書に2009年の調査結果として紹 介されている。これまで3年連続でトップだった「ショッピング」は2位だった。一方で国籍別にみると、中国と台湾は「温泉」が1位になった。東アジアで は、食事、ショッピング、温泉への期待が高くなっている。
調査結果は「JNTO訪日外客訪問地調査2009」の中に掲載されている。昨年、外国人旅行者1万5355人を対象に実施したインタビュー調査を基にしている。
「訪日前に期待したこと」を聞いた結果、1位が食事に。複数選択式の回答で58.5%の外国人が挙げた。国籍別でみると、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)重点15市場のうち、中国、台湾、インド以外の国で食事がトップだった。
日本の食事に満足したという回答者に、特に満足したメニューを聞くと、寿司、ラーメン、刺身、天ぷら、うどんが上位だった。多くの国で寿司が1位だったが、中国は刺身、台湾はラーメンがトップだった。
温泉は全体ではショッピングに次いで3位。中国、台湾で1位だったほか、韓国で2位、香港で4位だった。食事や文化、旧跡などに関心が高い欧米豪の国では上位5位までに入らなかったが、タイ、マレーシア、シンガポールでは5位以内に入った。
東アジアの5位までの結果は次の通り。
韓国=(1)食事(2)温泉(3)ショッピング(4)自然景観、田園風景(5)伝統的な景観、旧跡▽台湾=(1)温泉(2)食事(3)自然景観、田園風 景(4)ショッピング(5)伝統的な景観、旧跡▽中国=(1)温泉(2)ショッピング(3)食事(4)自然景観、田園風景(5)伝統的な景観、旧跡▽香 港=(1)食事(2)ショッピング(3)自然景観、田園風景(4)温泉(5)繁華街の見物
訪問先1位は東京都 上位は前年と同結果
「JNTO訪日外客訪問地調査2009」によると、09年の都道府県別の訪問率の上位は、前年と変わりなく、東京都、大阪府、京都府、神奈川県、千葉県、愛知県、福岡県の順だった。
北海道が兵庫県を初めて上回って8位。山梨県が11位から10位に上がった。
また、都市・観光地別では、新宿、銀座・有楽町、浅草、大阪市、渋谷が5位までに入り、東京、関西の都市部が上位を占めた。地方の観光地では箱根が20位、札幌・定山渓が22位、神戸・有馬温泉が23位、富士山・富士五湖などが24位だった。
外国人観光客が訪日旅行で一番楽しみにしているのは「食事」。日本政府観光局(JNTO)が今月30日に発行する報告書に2009年の調査結果として紹 介されている。これまで3年連続でトップだった「ショッピング」は2位だった。一方で国籍別にみると、中国と台湾は「温泉」が1位になった。東アジアで は、食事、ショッピング、温泉への期待が高くなっている。
調査結果は「JNTO訪日外客訪問地調査2009」の中に掲載されている。昨年、外国人旅行者1万5355人を対象に実施したインタビュー調査を基にしている。
「訪日前に期待したこと」を聞いた結果、1位が食事に。複数選択式の回答で58.5%の外国人が挙げた。国籍別でみると、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)重点15市場のうち、中国、台湾、インド以外の国で食事がトップだった。
日本の食事に満足したという回答者に、特に満足したメニューを聞くと、寿司、ラーメン、刺身、天ぷら、うどんが上位だった。多くの国で寿司が1位だったが、中国は刺身、台湾はラーメンがトップだった。
温泉は全体ではショッピングに次いで3位。中国、台湾で1位だったほか、韓国で2位、香港で4位だった。食事や文化、旧跡などに関心が高い欧米豪の国では上位5位までに入らなかったが、タイ、マレーシア、シンガポールでは5位以内に入った。
東アジアの5位までの結果は次の通り。
韓国=(1)食事(2)温泉(3)ショッピング(4)自然景観、田園風景(5)伝統的な景観、旧跡▽台湾=(1)温泉(2)食事(3)自然景観、田園風 景(4)ショッピング(5)伝統的な景観、旧跡▽中国=(1)温泉(2)ショッピング(3)食事(4)自然景観、田園風景(5)伝統的な景観、旧跡▽香 港=(1)食事(2)ショッピング(3)自然景観、田園風景(4)温泉(5)繁華街の見物
訪問先1位は東京都 上位は前年と同結果
「JNTO訪日外客訪問地調査2009」によると、09年の都道府県別の訪問率の上位は、前年と変わりなく、東京都、大阪府、京都府、神奈川県、千葉県、愛知県、福岡県の順だった。
北海道が兵庫県を初めて上回って8位。山梨県が11位から10位に上がった。
また、都市・観光地別では、新宿、銀座・有楽町、浅草、大阪市、渋谷が5位までに入り、東京、関西の都市部が上位を占めた。地方の観光地では箱根が20位、札幌・定山渓が22位、神戸・有馬温泉が23位、富士山・富士五湖などが24位だった。
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