観光庁では、我が国を代表する文化施設である東京国立博物館において、案内表示等の利便性について、留学生などの外国人の視点で点検する「外国人によるひとり歩き点検隊」を実施し、その点検結果を報告いたします。
○(日本のトイレはハイテク化が進み先進的であるため)トイレの流し方やボタン表示位置等が外国人にはわかりにく い。こうしたことこそ、外国語による説明が必要。
○売店の「お手を触れぬようにお願いいたします」の表示は、日本語と英語しかないが、(触って品定めするという商慣習を考慮すれば)むしろ中国語や韓国語こそ必要。
○展示品については、日本の歴史的及び文化的背景に関する説明もなければ、その価値が理解できない。今後増加が見込まれる中国や韓国への対応も含め、外国人の理解度を考慮した表示が必要。