2009年9月30日(水)観光経済新聞を抜粋編集
全国産業観光推進協議会は28日、第3回「産業観光まちづくり大賞」の金賞に北九州市を選んだと発表した。
銀賞は函館市と益子アートウォーク実行委員会、特別賞は横須賀市・横須賀集客促進実行委員会・トライアングルとYKK・黒部市が受賞した。
北九州市は市域の39事業者が産業観光振興に協力し、多種多様な工場見学を実施。周辺には北九州イノベーションギャラリーなどの公的学習施設や産業施設があり、産業観光資源としての多様性にも富んでいる。08年の産業観光見学者数は約28万人、海外からも約2万人が訪れている。
かつての公害問題を克服し、環境都市・ミュージアム都市として再生した手法、受け入れ事業者と定期的な会合を持ち、良好な関係を維持している点などが評価された。
2009年10月4日日曜日
2009年9月28日月曜日
「外国人によるひとり歩き点検隊」実施結果 観光庁
2009/09/
観光庁では、我が国を代表する文化施設である東京国立博物館において、案内表示等の利便性について、留学生などの外国人の視点で点検する「外国人によるひとり歩き点検隊」を実施し、その点検結果を報告いたします。
観光庁では、我が国を代表する文化施設である東京国立博物館において、案内表示等の利便性について、留学生などの外国人の視点で点検する「外国人によるひとり歩き点検隊」を実施し、その点検結果を報告いたします。
○(日本のトイレはハイテク化が進み先進的であるため)トイレの流し方やボタン表示位置等が外国人にはわかりにく い。こうしたことこそ、外国語による説明が必要。
○売店の「お手を触れぬようにお願いいたします」の表示は、日本語と英語しかないが、(触って品定めするという商慣習を考慮すれば)むしろ中国語や韓国語こそ必要。
○展示品については、日本の歴史的及び文化的背景に関する説明もなければ、その価値が理解できない。今後増加が見込まれる中国や韓国への対応も含め、外国人の理解度を考慮した表示が必要。
2009年9月23日水曜日
B級グルメで地域活性化を 愛川欽也
09/05/30 埼玉ビジネスネットワークを抜粋編集
ビジネスチャンスの創出を目指す異業種交流会「埼玉ビジネスネットワーク」(埼玉新聞社主催)の第四回セミナーが開かれ、俳優の愛川欽也さんと、さいたま市都市局の渋谷勉局長が、魅力ある町づくりと地域活性化について語った。
愛川さんは、毎週さまざまな街にスポットを当てて紹介するテレビ番組「出没!アド街ック天国」の司会を十三年間務めてきた。「最初は銀座や代官山など、街自体にブランドやパワーがあるところから始めた。今では番組自体がブランドになり、誰も知らない街でもやっていけるようになった」という。
誰もが知っている大都市から名も知れぬ小さな町に至るまで、多くの地域とかかわってきた経験を踏まえ、元気のある町の共通点は、安くておいしい「B級グルメ」があると強調する。
「香川県の讃岐うどん、静岡県富士宮市のソース焼きそば。B級グルメで活性化した町は全国でたくさんある。町おこしをするなら、やっぱり食い物。一番人の心に訴えやすいからネ。できれば飽きない炭水化物がいい」
埼玉県立浦和高校出身でさいたま市とも馴染みが深い。「食べ物で町おこしをするなら、最低十店くらいが競争しながらやっていかないと。三年かければ名物になる。例えば団子でもいい。さいたま市だったら“さいだん”とかね。誰かやってみない?」。軽快なトークで、会場からは終始笑いが起こった。
ビジネスチャンスの創出を目指す異業種交流会「埼玉ビジネスネットワーク」(埼玉新聞社主催)の第四回セミナーが開かれ、俳優の愛川欽也さんと、さいたま市都市局の渋谷勉局長が、魅力ある町づくりと地域活性化について語った。
愛川さんは、毎週さまざまな街にスポットを当てて紹介するテレビ番組「出没!アド街ック天国」の司会を十三年間務めてきた。「最初は銀座や代官山など、街自体にブランドやパワーがあるところから始めた。今では番組自体がブランドになり、誰も知らない街でもやっていけるようになった」という。
誰もが知っている大都市から名も知れぬ小さな町に至るまで、多くの地域とかかわってきた経験を踏まえ、元気のある町の共通点は、安くておいしい「B級グルメ」があると強調する。
「香川県の讃岐うどん、静岡県富士宮市のソース焼きそば。B級グルメで活性化した町は全国でたくさんある。町おこしをするなら、やっぱり食い物。一番人の心に訴えやすいからネ。できれば飽きない炭水化物がいい」
埼玉県立浦和高校出身でさいたま市とも馴染みが深い。「食べ物で町おこしをするなら、最低十店くらいが競争しながらやっていかないと。三年かければ名物になる。例えば団子でもいい。さいたま市だったら“さいだん”とかね。誰かやってみない?」。軽快なトークで、会場からは終始笑いが起こった。
2009年9月13日日曜日
ミシュラン、日本旅行ガイドの英語版を発売
ミシュラン、日本旅行ガイドの英語版を発売
2009年9月7日 Responseを抜粋編集
ミシュランは7日、日本に関する旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン』英語版を、同日より全国主要洋書取扱書店で順次発売すると発表した。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの英語版は、第3弾となる。
今回発行する英語版は、フランス語版の内容を踏襲しつつ、表紙デザインを刷新した。ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンは「旅行を計画する(青)」、「日本を紹介する(オレンジ)」、「日本を発見する(緑)」の3つのセクションで構成されており、ページ上部の色見出しで分類されている。
2009年9月7日 Responseを抜粋編集
ミシュランは7日、日本に関する旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン』英語版を、同日より全国主要洋書取扱書店で順次発売すると発表した。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの英語版は、第3弾となる。
今回発行する英語版は、フランス語版の内容を踏襲しつつ、表紙デザインを刷新した。ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンは「旅行を計画する(青)」、「日本を紹介する(オレンジ)」、「日本を発見する(緑)」の3つのセクションで構成されており、ページ上部の色見出しで分類されている。
「ようこそ!農村」プロジェクト 農水省・観光庁連携して推進
「ようこそ!農村」プロジェクト 農水省・観光庁連携して推進
2009.09.01 EICネット
農林水産省は、観光庁との連携により、観光関係者と農村地域が連携したグリーン・ツーリズム「ようこそ!農村」プロジェクトを展開すると発表。
このプロジェクトは、観光関係者と農村地域が連携し、新たな旅行ニーズに対応した地域のグリーン・ツーリズムの取組を推進することにより、都市農村交流の拡大および観光を通じた地域振興を図ることを目的とするもの。
観光関係者と農村地域との連携によるグリーン・ツーリズムの推進に向けたプラットフォームの構築、観光圏を中心とした地域のグリーン・ツーリズム等の取組への支援及び国際グリーン・ツーリズムの推進に向けた支援等を展開する予定。
2009.09.01 EICネット
農林水産省は、観光庁との連携により、観光関係者と農村地域が連携したグリーン・ツーリズム「ようこそ!農村」プロジェクトを展開すると発表。
このプロジェクトは、観光関係者と農村地域が連携し、新たな旅行ニーズに対応した地域のグリーン・ツーリズムの取組を推進することにより、都市農村交流の拡大および観光を通じた地域振興を図ることを目的とするもの。
観光関係者と農村地域との連携によるグリーン・ツーリズムの推進に向けたプラットフォームの構築、観光圏を中心とした地域のグリーン・ツーリズム等の取組への支援及び国際グリーン・ツーリズムの推進に向けた支援等を展開する予定。
2009年9月7日月曜日
観光庁、国内旅行税制を創設へ
2009年9月5日 観光経済新聞を抜粋編集
観光庁は、国内観光旅行を活性化するため、来年度の税制に、旅行費用の一部を所得税額から控除する「国内観光旅行税制」の創設を目指すことを明らかにした。税制の創設に対応する形で、国民の国内観光旅行を促進する法制度も整備する方針だ。控除措置の具体的な要件は検討中で、需要拡大への効果などを精査し制度設計を進める。
観光庁は、経済情勢の悪化などで旅行需要が「急速に減退」している現状を踏まえ、所得税の特例措置として国内観光旅行税制の創設を要望。これにより国民 1人当たりの国内宿泊観光旅行の回数を現状の年間1.5回から2014年度までに3回に増やすことを目標に掲げている。
所得控除の対象となる旅行の要件、限度額、控除率などは未定。減税効果などをシミュレーションして制度の詳細を詰める。国内観光旅行税制の創設と合わせて整備する法制度に関しては、「具体的な内容は検討中。新法などを含めて幅広く検討し、国内観光旅行を促進する仕組みとしたい」(観光産業課)。
観光庁は、国内観光旅行を活性化するため、来年度の税制に、旅行費用の一部を所得税額から控除する「国内観光旅行税制」の創設を目指すことを明らかにした。税制の創設に対応する形で、国民の国内観光旅行を促進する法制度も整備する方針だ。控除措置の具体的な要件は検討中で、需要拡大への効果などを精査し制度設計を進める。
観光庁は、経済情勢の悪化などで旅行需要が「急速に減退」している現状を踏まえ、所得税の特例措置として国内観光旅行税制の創設を要望。これにより国民 1人当たりの国内宿泊観光旅行の回数を現状の年間1.5回から2014年度までに3回に増やすことを目標に掲げている。
所得控除の対象となる旅行の要件、限度額、控除率などは未定。減税効果などをシミュレーションして制度の詳細を詰める。国内観光旅行税制の創設と合わせて整備する法制度に関しては、「具体的な内容は検討中。新法などを含めて幅広く検討し、国内観光旅行を促進する仕組みとしたい」(観光産業課)。
2009年9月4日金曜日
初の「おもてなし検定」、合格率は81%
2009年8月29日 観光経済新聞を抜粋編集
旅館・ホテルの接遇力の向上や人材育成の支援などを目的とした業界資格「日本の宿 おもてなし検定」第1回初級試験が6月22日〜7月10日に実施され、2745人が受験、合格者は2223人だった。合格率は81.0%。
主催の同検定実行員がこのほど、試験結果を明らかにした。申込者数は2868人で、受験率は95.7%。北海道から九州・沖縄まで全国幅広く申し込みがあった。
試験はウェブ上で行われ、45分で60問を解く。正解率80%以上の48点以上を合格とした。平均点は51.7点だった。
同検定実行員は国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟、全国旅館生活衛生同業組合連合会、日本観光協会、JTB協定旅館ホテル連盟で構成されている。旅館・ホテル業界の資格として、おもてなし検定の定着を目指す考えだ。
第2回の試験は来年6月で、初級だけでなく、中級も加える。
旅館・ホテルの接遇力の向上や人材育成の支援などを目的とした業界資格「日本の宿 おもてなし検定」第1回初級試験が6月22日〜7月10日に実施され、2745人が受験、合格者は2223人だった。合格率は81.0%。
主催の同検定実行員がこのほど、試験結果を明らかにした。申込者数は2868人で、受験率は95.7%。北海道から九州・沖縄まで全国幅広く申し込みがあった。
試験はウェブ上で行われ、45分で60問を解く。正解率80%以上の48点以上を合格とした。平均点は51.7点だった。
同検定実行員は国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟、全国旅館生活衛生同業組合連合会、日本観光協会、JTB協定旅館ホテル連盟で構成されている。旅館・ホテル業界の資格として、おもてなし検定の定着を目指す考えだ。
第2回の試験は来年6月で、初級だけでなく、中級も加える。
2009年8月30日日曜日
観光庁、中国「百度」で日本旅行をPR
2009年6月16日 人民網日本語版
日本観光庁はこのほど、世界最大の中国語検索サイト「百度」とサイトPRサービスの契約を結んだ。日本の政府部門が中国のサイトで大型の宣伝活動を行うのはこれが初めて。
観光庁と百度が結んだ宣伝協力は、百度のブランドコーナーや検索PRなどの業務にかかわる。百度は、「日本旅遊(観光)」などのキーワードによる検索の際に日本旅行をPRし、日本旅行に興味を持つユーザーがすぐに公式サイトを訪れられるようにする。日本旅行に関する全面的な情報をサイト上で取得することもできる。
日本観光庁はこのほど、世界最大の中国語検索サイト「百度」とサイトPRサービスの契約を結んだ。日本の政府部門が中国のサイトで大型の宣伝活動を行うのはこれが初めて。
観光庁と百度が結んだ宣伝協力は、百度のブランドコーナーや検索PRなどの業務にかかわる。百度は、「日本旅遊(観光)」などのキーワードによる検索の際に日本旅行をPRし、日本旅行に興味を持つユーザーがすぐに公式サイトを訪れられるようにする。日本旅行に関する全面的な情報をサイト上で取得することもできる。
2009年8月23日日曜日
経産省、医療ツーリズム事業化へ検討着手
2009年8月22日 観光経済新聞を抜粋編集
経済産業省は診療目的で来日する外国人を視野に入れた、医療ツーリズムの事業化に向け検討を開始する。日本の医療は費用対効果が大きく、技術水準も高い。また、食生活などに対する国際的な関心も強まっていることから、観光や伝統文化などと連動させれば、モノづくり以外の分野での国際貢献と国内におけるサービス関連産業の活性化につながると判断した。同省は実証調査も予定しており、事業化に伴う問題点や課題などを把握する考えだ。
同省は1月、医療の国際化と関連サービス産業の連携策を検討するため商務情報政策局に「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会」(座長・下田智久ヒューマンサイエンス振興財団理事長)を設置、17日までに検討結果(報告書)をまとめた。研究会のメンバーは東京の主要病院長らが中心だが、オブザーバーとしてJTBなど観光関連企業・団体も参加。
報告書は、(1)医療機関の連携の必要性(2)宿泊施設、旅行会社、通訳・翻訳など支援(アレンジ)業者の役割(3)医療機関とアレンジ業者間の連携のあり方──から、外国人とアレンジ業者、アレンジ業者と医療機関との間の契約モデルまで提示しており、医療ツーリズムのガイドライン的な内容となっている。
対象国はアジアやロシアが中心で、対応言語についてはまず英語、中国語を念頭に置き、「需要に応じて韓国語、ロシア語を想定すべき」との考えを示した。
同省は研究会報告を受け、実証調査を行う。具体的には、研究会に参加した医療機関を中心に外国人受け入れに関心を示す病院で、「国際医療サービス推進コンソーシアム」(仮称)を作り、調査を通じ、医療機関側の具体的な受け入れ態勢を構築する。 また、医療情報の海外発信や病院の外国人受け入れを包括的に支援するため、旅行会社や宿泊施設、通訳会社などに呼びかけ「国際医療サービス支援センター」(同)を設置する。
報告書では支援センターの業務について、(1)予約、日程変更などの受付・管理(2)料金決済(3)宿泊先、交通、通訳、ビザ、観光地などの手配(4)リピーター対応──などを挙げており、実証調査でもこうした点について検討し、事業性を見極めると見られる。
医療ツーリズムは未知な分野であり、観光業界も手探り状態にあるが、ニューツーリズムの1つとして関心を示す向きもあり、同省の実証調査の成果が注目される。
経済産業省は診療目的で来日する外国人を視野に入れた、医療ツーリズムの事業化に向け検討を開始する。日本の医療は費用対効果が大きく、技術水準も高い。また、食生活などに対する国際的な関心も強まっていることから、観光や伝統文化などと連動させれば、モノづくり以外の分野での国際貢献と国内におけるサービス関連産業の活性化につながると判断した。同省は実証調査も予定しており、事業化に伴う問題点や課題などを把握する考えだ。
同省は1月、医療の国際化と関連サービス産業の連携策を検討するため商務情報政策局に「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会」(座長・下田智久ヒューマンサイエンス振興財団理事長)を設置、17日までに検討結果(報告書)をまとめた。研究会のメンバーは東京の主要病院長らが中心だが、オブザーバーとしてJTBなど観光関連企業・団体も参加。
報告書は、(1)医療機関の連携の必要性(2)宿泊施設、旅行会社、通訳・翻訳など支援(アレンジ)業者の役割(3)医療機関とアレンジ業者間の連携のあり方──から、外国人とアレンジ業者、アレンジ業者と医療機関との間の契約モデルまで提示しており、医療ツーリズムのガイドライン的な内容となっている。
対象国はアジアやロシアが中心で、対応言語についてはまず英語、中国語を念頭に置き、「需要に応じて韓国語、ロシア語を想定すべき」との考えを示した。
同省は研究会報告を受け、実証調査を行う。具体的には、研究会に参加した医療機関を中心に外国人受け入れに関心を示す病院で、「国際医療サービス推進コンソーシアム」(仮称)を作り、調査を通じ、医療機関側の具体的な受け入れ態勢を構築する。 また、医療情報の海外発信や病院の外国人受け入れを包括的に支援するため、旅行会社や宿泊施設、通訳会社などに呼びかけ「国際医療サービス支援センター」(同)を設置する。
報告書では支援センターの業務について、(1)予約、日程変更などの受付・管理(2)料金決済(3)宿泊先、交通、通訳、ビザ、観光地などの手配(4)リピーター対応──などを挙げており、実証調査でもこうした点について検討し、事業性を見極めると見られる。
医療ツーリズムは未知な分野であり、観光業界も手探り状態にあるが、ニューツーリズムの1つとして関心を示す向きもあり、同省の実証調査の成果が注目される。
2009年8月16日日曜日
「ものがたり観光」で、シンポ
09/07/14
大阪府河内長野市の大阪千代田短期大学物語観光情報研究センター(李有師所長=同短大准教授)は6月27日、「ものがたり観光シンポジウム」を開いた。住民同士あるいは住民と観光客がコミュニケーションを高めることができる物語の力を地域活性化に生かそうと企画した。
基調講演は「観光を核にしたニッポンの地域再生」と題し、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三さんが話した。石森さんは、視覚重視の「観光」から五感重視の「感幸」や交流重視の「歓交」へとツーリズムでイノベーションが始まっているとし、ライフスタイルも同様に革新が必要だと指摘。米国ではステイケーションという現象が生じ、在宅しながら休暇する日常の中の観光が見直されていることを紹介した。
その中で「地域を疲れさせる町おこしから、地域を元気づけるものがたりづくりへ変えましょう。ものがたりは、皆さんの地域に対する誇りや愛情が源泉です。地域の宝、ものがたりを掘り起こす観光学習が、皆さんの暮らしを幸せなものにするのではないでしょうか」と呼びかけた。
観光庁観光地域振興部部長の大黒伊勢夫さんは、九州運輸局長時代に取り組んだ「九州物語委員会」について話した。「物語は観光資源をつなぎ、その価値を高めてくれます。例えば、長崎や島原の教会群にはザビエルに始まり、島原の乱などが背景として連なる物語があります。まさに、物語の力は地域の力です」。「地域の物語が小説や映画になり、情報発信力を持つようになります。九州は、中国で人気のある俳優、高倉健さんのふるさととして中国へPRしています」などと述べ、「そこに、旅人が作る物語も入っていくのだと思います」とした。
佛教大学教授の高田公理さんは「旅はものがたりを生み出します。旅を計画する時、実際に行った時、そして帰ってきてから自慢話。それで俳句や短歌、紀行文を書いたりする。山形の立石寺は『静けさや...』と詠んだ瞬間に名所旧跡です。これは芭蕉でなくても誰でも可能性があります」。
国際日本文化研究センター教授の白幡洋三郎さんはシンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫像、ブリュッセルの小便小僧を"世界三大ばかばかしい観光名所"として「でも、世界中から人が来る。何かものがたりが隠されているんですね。僕の場合、小便小僧のそばの角にいい喫茶店を見つけた。それが僕にとってのものがたり観光です」と話し、「がっかりできる謎を探るのも面白い。ものがたり観光は重層的なことを可能にするのではないでしょうか」。
今後、白幡さんを会長に「ものがたり観光行動学会」の設立を予定している。
大阪府河内長野市の大阪千代田短期大学物語観光情報研究センター(李有師所長=同短大准教授)は6月27日、「ものがたり観光シンポジウム」を開いた。住民同士あるいは住民と観光客がコミュニケーションを高めることができる物語の力を地域活性化に生かそうと企画した。
基調講演は「観光を核にしたニッポンの地域再生」と題し、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三さんが話した。石森さんは、視覚重視の「観光」から五感重視の「感幸」や交流重視の「歓交」へとツーリズムでイノベーションが始まっているとし、ライフスタイルも同様に革新が必要だと指摘。米国ではステイケーションという現象が生じ、在宅しながら休暇する日常の中の観光が見直されていることを紹介した。
その中で「地域を疲れさせる町おこしから、地域を元気づけるものがたりづくりへ変えましょう。ものがたりは、皆さんの地域に対する誇りや愛情が源泉です。地域の宝、ものがたりを掘り起こす観光学習が、皆さんの暮らしを幸せなものにするのではないでしょうか」と呼びかけた。
観光庁観光地域振興部部長の大黒伊勢夫さんは、九州運輸局長時代に取り組んだ「九州物語委員会」について話した。「物語は観光資源をつなぎ、その価値を高めてくれます。例えば、長崎や島原の教会群にはザビエルに始まり、島原の乱などが背景として連なる物語があります。まさに、物語の力は地域の力です」。「地域の物語が小説や映画になり、情報発信力を持つようになります。九州は、中国で人気のある俳優、高倉健さんのふるさととして中国へPRしています」などと述べ、「そこに、旅人が作る物語も入っていくのだと思います」とした。
佛教大学教授の高田公理さんは「旅はものがたりを生み出します。旅を計画する時、実際に行った時、そして帰ってきてから自慢話。それで俳句や短歌、紀行文を書いたりする。山形の立石寺は『静けさや...』と詠んだ瞬間に名所旧跡です。これは芭蕉でなくても誰でも可能性があります」。
国際日本文化研究センター教授の白幡洋三郎さんはシンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫像、ブリュッセルの小便小僧を"世界三大ばかばかしい観光名所"として「でも、世界中から人が来る。何かものがたりが隠されているんですね。僕の場合、小便小僧のそばの角にいい喫茶店を見つけた。それが僕にとってのものがたり観光です」と話し、「がっかりできる謎を探るのも面白い。ものがたり観光は重層的なことを可能にするのではないでしょうか」。
今後、白幡さんを会長に「ものがたり観光行動学会」の設立を予定している。
2009年8月6日木曜日
2010年「日本MICE年」 観光庁
2010年「日本MICE年」 観光庁
観光庁はこのほど、「MICE推進アクションプラン」を策定した。MICEについての大規模プロモーションの実施や、誘致や開催に関する環境整備と支援、人材育成の方法などを盛り込んでいる。
APECの日本開催年にあたる10年を「Japan MICE Year」に策定し、各種プロモーションを行う。MICE分野で「ようこそジャパン大使」も選定する。
また、10年度からは、国際会議に発展する可能性が高い国内会議について、国が講師や研究者を招請することなどで支援する。
【注】MICEとは、(M)Meeting、会議(I)Incentive、招待(C)Convention、大会(E)Exhibition展示会の4つのビジネス・セグメントの頭文字をとった造語
観光庁はこのほど、「MICE推進アクションプラン」を策定した。MICEについての大規模プロモーションの実施や、誘致や開催に関する環境整備と支援、人材育成の方法などを盛り込んでいる。
APECの日本開催年にあたる10年を「Japan MICE Year」に策定し、各種プロモーションを行う。MICE分野で「ようこそジャパン大使」も選定する。
また、10年度からは、国際会議に発展する可能性が高い国内会議について、国が講師や研究者を招請することなどで支援する。
【注】MICEとは、(M)Meeting、会議(I)Incentive、招待(C)Convention、大会(E)Exhibition展示会の4つのビジネス・セグメントの頭文字をとった造語
2009年7月31日金曜日
観光庁、ニューツーリズム実証事業で28ツアー支援
エコツーリズムや産業観光など、地域がつくるニューツーリズム旅行商品の創出、流通を促進する実証事業で、観光庁は15日、今年度に補助金を交付するモニターツアー28件を発表した。地域の魅力をゆっくりと深く知るウォーキングツアーや女性客の好奇心をくすぐるツアーなど特色あるプランが出そろった。参加者アンケートなどの分析を通じて商品化への課題などを探ってもらう。
実証事業は2007年度にスタート、ニューツーリズム旅行商品の創出、流通への課題などを検討しながら3年目を迎えている。支援するモニターツアーは、地域の観光関係者が旅行業と一体で取り組む旅行商品が対象。来年1月末までに催行されるツアーに関する経費の一部を負担する。
今年度採択された28件の中には、歩いて地域の文化や自然に触れようというツアーもある。岩手県野田村では、「塩の道」をテーマにしたウォーキングツアーが行われる。製塩が盛んな地域で、かつては「野田ベゴ」と呼ばれる牛に塩を背負わせ、盛岡方面や秋田県の鹿角方面までを運ばせていた。このベコの道を地元ガイドの案内で歩く。製塩体験や地元神楽の観賞も組み合わせる。
また、鳥取県大山町では、ブナが生い茂る中国地方の最高峰、大山を地元ガイドとともにエコウォーク。途中、大山寺の阿弥陀堂で本尊の特別公開を拝観し、座禅体験もできる。
乗り物を使って新たな魅力を発見するツアーも。岐阜県では、06年に廃線となった神岡鉄道の軌道上を走行できるようにした「レール・マウンテンバイク」が体験できる。岡山県倉敷市では、グルーズ船から水島コンビナートの巨大プラントやガスタンク、高炉などを観賞できる。
女性をターゲットにした商品としては、レンタル着物で佐原の町並み散策や地産地消の食を楽しむ千葉県香取市のツアー、「知的美人が行く」と題した富岡製糸工場や碓氷峠鉄道など絹にゆかりのあるスポットを巡る群馬県(安中市など)のツアーがある。
実証事業は2007年度にスタート、ニューツーリズム旅行商品の創出、流通への課題などを検討しながら3年目を迎えている。支援するモニターツアーは、地域の観光関係者が旅行業と一体で取り組む旅行商品が対象。来年1月末までに催行されるツアーに関する経費の一部を負担する。
今年度採択された28件の中には、歩いて地域の文化や自然に触れようというツアーもある。岩手県野田村では、「塩の道」をテーマにしたウォーキングツアーが行われる。製塩が盛んな地域で、かつては「野田ベゴ」と呼ばれる牛に塩を背負わせ、盛岡方面や秋田県の鹿角方面までを運ばせていた。このベコの道を地元ガイドの案内で歩く。製塩体験や地元神楽の観賞も組み合わせる。
また、鳥取県大山町では、ブナが生い茂る中国地方の最高峰、大山を地元ガイドとともにエコウォーク。途中、大山寺の阿弥陀堂で本尊の特別公開を拝観し、座禅体験もできる。
乗り物を使って新たな魅力を発見するツアーも。岐阜県では、06年に廃線となった神岡鉄道の軌道上を走行できるようにした「レール・マウンテンバイク」が体験できる。岡山県倉敷市では、グルーズ船から水島コンビナートの巨大プラントやガスタンク、高炉などを観賞できる。
女性をターゲットにした商品としては、レンタル着物で佐原の町並み散策や地産地消の食を楽しむ千葉県香取市のツアー、「知的美人が行く」と題した富岡製糸工場や碓氷峠鉄道など絹にゆかりのあるスポットを巡る群馬県(安中市など)のツアーがある。
2009年7月26日日曜日
2009年7月18日土曜日
観光庁が体験型旅行を支援、団塊世代の女性らに焦点
2009.7.15 16:39 産経新聞を抜粋編集
観光庁は15日、産業遺産の見学など地域資源を活用した体験・交流型の旅行「ニューツーリズム」の普及に向け、宣伝費などの一部を国が負担する実証事業に28件のツアーを採択したと発表した。
採択されたのは、団塊世代の女性をターゲットに、かつて絹の流通ルートだった群馬、長野県境の碓氷峠の鉄道施設跡などを見学する「知的美人が行く西上州シルクロードツアー」や、京都市内に残る唯一の水引工芸職人の指導で体験製作などを行う「きょうとリラクゼーション・ツアー」など。
各ツアーは地元の観光協会や旅行会社などが主催。参加者へのアンケートを実施し、結果を今後の旅行商品づくりに役立ててもらう。
観光庁は15日、産業遺産の見学など地域資源を活用した体験・交流型の旅行「ニューツーリズム」の普及に向け、宣伝費などの一部を国が負担する実証事業に28件のツアーを採択したと発表した。
採択されたのは、団塊世代の女性をターゲットに、かつて絹の流通ルートだった群馬、長野県境の碓氷峠の鉄道施設跡などを見学する「知的美人が行く西上州シルクロードツアー」や、京都市内に残る唯一の水引工芸職人の指導で体験製作などを行う「きょうとリラクゼーション・ツアー」など。
各ツアーは地元の観光協会や旅行会社などが主催。参加者へのアンケートを実施し、結果を今後の旅行商品づくりに役立ててもらう。
2009年7月12日日曜日
観光圏連絡協議会が発足
2009年7月11日 観光経済新聞を抜粋編集
観光圏整備法に基づく認定を受けている全国30の観光圏でつくる観光圏連絡協議会が6日に発足した。情報交換や共同の調査研究を進め、競争力の高い観光地づくりにつなげる。地方運輸局の管轄するブロックごとの地域部会、宿泊の魅力向上などのテーマごとの分科会も設置する。
6日、東京・霞ヶ関の合同庁舎で開かれた第1回会合には各観光圏から行政の担当者や観光事業者ら約120人が出席。今後、規約を定め、全国の観光圏の中から代表者として会長を選出する。オブザーバーとして、観光庁や国土交通省など関係省庁が参加する。
観光庁の笹森秀樹・観光地域振興課長は「認知度の高い圏域として観光圏のブランド確立を目指す必要がある。宿泊や食の魅力向上といった共通の課題についてテーマごとの分科会、ブロックごとの地域部会で意見交換を深めてほしい」と協議会の活動に期待した。
会合では、伊勢志摩広域観光圏、南房総地域観光圏、富良野・美瑛広域観光圏、雪国観光圏の4観光圏が取り組みを発表。宿泊の魅力向上、体験プログラムの開発、2次交通の整備などの事業を紹介した。
このうち雪国観光圏からは、新潟・越後湯沢温泉HATAGO井仙の井口智裕社長が、情報発信や顧客管理に電子マネーの活用を検討していると報告。井口社長は「各観光圏の情報インフラを統一してはどうか。旅行者に認知され、比較可能なアンケート調査なども実施できる」と提案した。
観光圏整備法に基づく認定を受けている全国30の観光圏でつくる観光圏連絡協議会が6日に発足した。情報交換や共同の調査研究を進め、競争力の高い観光地づくりにつなげる。地方運輸局の管轄するブロックごとの地域部会、宿泊の魅力向上などのテーマごとの分科会も設置する。
6日、東京・霞ヶ関の合同庁舎で開かれた第1回会合には各観光圏から行政の担当者や観光事業者ら約120人が出席。今後、規約を定め、全国の観光圏の中から代表者として会長を選出する。オブザーバーとして、観光庁や国土交通省など関係省庁が参加する。
観光庁の笹森秀樹・観光地域振興課長は「認知度の高い圏域として観光圏のブランド確立を目指す必要がある。宿泊や食の魅力向上といった共通の課題についてテーマごとの分科会、ブロックごとの地域部会で意見交換を深めてほしい」と協議会の活動に期待した。
会合では、伊勢志摩広域観光圏、南房総地域観光圏、富良野・美瑛広域観光圏、雪国観光圏の4観光圏が取り組みを発表。宿泊の魅力向上、体験プログラムの開発、2次交通の整備などの事業を紹介した。
このうち雪国観光圏からは、新潟・越後湯沢温泉HATAGO井仙の井口智裕社長が、情報発信や顧客管理に電子マネーの活用を検討していると報告。井口社長は「各観光圏の情報インフラを統一してはどうか。旅行者に認知され、比較可能なアンケート調査なども実施できる」と提案した。
2009年7月6日月曜日
産業観光で売り出せ!! “不死鳥”燕の現場で魅せる
2009.6.28産経新聞を抜粋編集
洋食器づくりや研磨産業など金属加工業が集積する新潟県燕市を「産業観光」で売りだそうという大人向けの工場見学ツアーがこのほど行われた。観光をテーマにした新潟県のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「うるおい新潟」で盛り上がり、県内外から42人が参加した。本紙記者も同行し、400年の歴史を誇るものづくりの現場や、職人さんたちの熱い思いに触れることができた。幾多の危機を不死鳥のように乗り越えてきた燕には、ものづくりを支えてきた誇りがいっぱい詰まっていた。(永岡栄治)
一行は19日午前9時半に集合し、まず「富田刃物」と、洋食器のトップメーカー「小林工業」へ。小林工業のブランド「ラッキーウッド」は磨き上げられて酸化被膜が張り、輝きが長く保たれるそうだ。
小林貞夫社長(48)は「お客さまには20年、30年と使っていただいているので、もうかりません。それでも、娘が嫁ぐときに持たせたいといわれたのは、最高のほめ言葉ですね」と職人の誇りをのぞかせた。
昼食は燕三条ワシントンホテルで、小林工業の洋食器を使って、燕ポークや地場産野菜が使われた料理を味わう。「いい食器を使うと、おいしさしか記憶に残らないんです」と小林社長は胸を張った。
午後は燕市産業史料館へ。和くぎから始まり、キセル、ヤカン、洋食器と発展していった燕の歴史が展示された史料館ので最大の発見は、斉藤優介学芸員(31)だ。
とにかくしゃべる、しゃべる、しゃべる。燕の金属加工業の歴史に始まり、戦争や輸入攻勢の波にのまれながらも、不死鳥のように生き延びてきた燕の歴史を語り続る。
「燕の金属加工業の起こりは、信濃川や中ノ口川が度々氾濫(はんらん)し、農家の人たちは容易に作物を作ることができなかったんです。そのため、農家の副業として、和くぎを作り始めたのが始まりとされています。その後、いろりの灰をならす道具『灰ならし』を作った。これ、あれれ、さっき小林工業さんで見てきたスプーンの原型に似ていませんか。そう、これが燕の洋食器の原点なのです」
話はさらに、燕の伝統工芸品「鎚起銅器(ついきどうき)」へ。
「文字通り金鎚で起こして作る銅の器です。1枚の銅板を金づちで打って急須を作ります。この急須の口、つなぎ目がないんです。口出しという技術で、1枚の銅板から口を出します。すごいでしょう。私は、このヤカンの口がたまらなく好きなんですよ」
一考はこの後、その鎚起銅器を造っている島倉堂へ。
2代目の島倉政之さん(40)が銅を金づちでたたいて花瓶に整えていく作業を実演してくれた。みるみる花瓶の形に仕上がっていく。島倉さんが「同じ所をたたいたら切れてしまう」と職人芸の奥深さを語ると、そこへ父親の板美さん(72)がやってきて、「金づちやプレスの道具もすべて、おれが造ったんだよ」と話し始める。作業場にはさまざまな種類の金づちがずらり。ものづくりにかける父子の迫力に圧倒されっ放しだった。
最後に、シルバーアクセサリーなどをOEM(相手先ブランド)生産する「倉又製作所」を訪れた。社長の倉又清彦さん(44)は「うちがオリジナルブランドを売り出そうとしても、デザインや営業の力がない。だから、作業に見合った工賃がなかなか取れないんです」と、燕の金属加工業者が抱える悩みを明かした。
ツアー後の懇談会では、「ものづくりの現場はすごい」「工場だけでなく、中の人間が面白い」「素材はそろっており、すぐ商品化できる」と参加者は興奮を交えて感想を語り出した。今後、燕商工会議所などが中心となって産業観光を売り出していく。
◇ ◇
工場見学ツアーを催すきっかけは、ビアカップから航空宇宙部品まで手がける金属研磨職人集団「磨き屋シンジケート」を立ち上げた燕商工会議所産業振興課長補佐、高野雅哉さん(44)が今年3月、SNS「うるおい新潟」で書いた日記だった。
「磨き屋シンジケートの視察に年間2000人訪れるが、見学した工場や職人さんにお金が落ちるシステムがない。皆様の知恵をちょうだいしたい」
この書き込みに、次々と反応が相次いだ。
新潟県はNHKの大河ドラマ「天地人」の放映や地元国体、JRのディスティネーションキャンペーンが開かれる今年度を「大観光交流年」と位置づける。
国土交通省から昨年度に出向し、初代の県観光局長として旗振り役を務める坂巻健太さん(39)は「今年はある程度、軌道に乗せることができた。問題は来年だ」と頭を悩ませてきた。そのヒントになったのが、燕をモデル地区とした産業観光の売り出しだった。
全国の例に漏れず、燕の金属加工業も世界的な不況の荒波を受けている。倉又さんは「地域の工場がどんどん静かになっていった。仕事がないなら、外から人を呼んで現場を見てもらおうと話がまとまった」と話す。
実は高野さん、坂巻さん、倉又さんも、SNS「うるおい新潟」の中心メンバーだ。SNSで活発に話し合い、すでに今回を含め4回の工場見学ツアーを企画している。このSNSには約500人が登録し、観光や地域おこしで活躍する県内外のメンバーが日々活発な議論や情報交換を繰り広げている。
高野さんは日記にこう記している。
「燕の工場で作られている製品が確かなもので、そこに従事している製造業のストーリーを一般消費者に知ってもらいたい。燕は400年、金属で日用品を作り続けてきた。この歴史や風土をみんなに知ってもらい、燕をブランド化していきたい」
「MADE IN JAPAN」のプライドが、ここ燕にはしっかりと息づいていた。
洋食器づくりや研磨産業など金属加工業が集積する新潟県燕市を「産業観光」で売りだそうという大人向けの工場見学ツアーがこのほど行われた。観光をテーマにした新潟県のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「うるおい新潟」で盛り上がり、県内外から42人が参加した。本紙記者も同行し、400年の歴史を誇るものづくりの現場や、職人さんたちの熱い思いに触れることができた。幾多の危機を不死鳥のように乗り越えてきた燕には、ものづくりを支えてきた誇りがいっぱい詰まっていた。(永岡栄治)
一行は19日午前9時半に集合し、まず「富田刃物」と、洋食器のトップメーカー「小林工業」へ。小林工業のブランド「ラッキーウッド」は磨き上げられて酸化被膜が張り、輝きが長く保たれるそうだ。
小林貞夫社長(48)は「お客さまには20年、30年と使っていただいているので、もうかりません。それでも、娘が嫁ぐときに持たせたいといわれたのは、最高のほめ言葉ですね」と職人の誇りをのぞかせた。
昼食は燕三条ワシントンホテルで、小林工業の洋食器を使って、燕ポークや地場産野菜が使われた料理を味わう。「いい食器を使うと、おいしさしか記憶に残らないんです」と小林社長は胸を張った。
午後は燕市産業史料館へ。和くぎから始まり、キセル、ヤカン、洋食器と発展していった燕の歴史が展示された史料館ので最大の発見は、斉藤優介学芸員(31)だ。
とにかくしゃべる、しゃべる、しゃべる。燕の金属加工業の歴史に始まり、戦争や輸入攻勢の波にのまれながらも、不死鳥のように生き延びてきた燕の歴史を語り続る。
「燕の金属加工業の起こりは、信濃川や中ノ口川が度々氾濫(はんらん)し、農家の人たちは容易に作物を作ることができなかったんです。そのため、農家の副業として、和くぎを作り始めたのが始まりとされています。その後、いろりの灰をならす道具『灰ならし』を作った。これ、あれれ、さっき小林工業さんで見てきたスプーンの原型に似ていませんか。そう、これが燕の洋食器の原点なのです」
話はさらに、燕の伝統工芸品「鎚起銅器(ついきどうき)」へ。
「文字通り金鎚で起こして作る銅の器です。1枚の銅板を金づちで打って急須を作ります。この急須の口、つなぎ目がないんです。口出しという技術で、1枚の銅板から口を出します。すごいでしょう。私は、このヤカンの口がたまらなく好きなんですよ」
一考はこの後、その鎚起銅器を造っている島倉堂へ。
2代目の島倉政之さん(40)が銅を金づちでたたいて花瓶に整えていく作業を実演してくれた。みるみる花瓶の形に仕上がっていく。島倉さんが「同じ所をたたいたら切れてしまう」と職人芸の奥深さを語ると、そこへ父親の板美さん(72)がやってきて、「金づちやプレスの道具もすべて、おれが造ったんだよ」と話し始める。作業場にはさまざまな種類の金づちがずらり。ものづくりにかける父子の迫力に圧倒されっ放しだった。
最後に、シルバーアクセサリーなどをOEM(相手先ブランド)生産する「倉又製作所」を訪れた。社長の倉又清彦さん(44)は「うちがオリジナルブランドを売り出そうとしても、デザインや営業の力がない。だから、作業に見合った工賃がなかなか取れないんです」と、燕の金属加工業者が抱える悩みを明かした。
ツアー後の懇談会では、「ものづくりの現場はすごい」「工場だけでなく、中の人間が面白い」「素材はそろっており、すぐ商品化できる」と参加者は興奮を交えて感想を語り出した。今後、燕商工会議所などが中心となって産業観光を売り出していく。
◇ ◇
工場見学ツアーを催すきっかけは、ビアカップから航空宇宙部品まで手がける金属研磨職人集団「磨き屋シンジケート」を立ち上げた燕商工会議所産業振興課長補佐、高野雅哉さん(44)が今年3月、SNS「うるおい新潟」で書いた日記だった。
「磨き屋シンジケートの視察に年間2000人訪れるが、見学した工場や職人さんにお金が落ちるシステムがない。皆様の知恵をちょうだいしたい」
この書き込みに、次々と反応が相次いだ。
新潟県はNHKの大河ドラマ「天地人」の放映や地元国体、JRのディスティネーションキャンペーンが開かれる今年度を「大観光交流年」と位置づける。
国土交通省から昨年度に出向し、初代の県観光局長として旗振り役を務める坂巻健太さん(39)は「今年はある程度、軌道に乗せることができた。問題は来年だ」と頭を悩ませてきた。そのヒントになったのが、燕をモデル地区とした産業観光の売り出しだった。
全国の例に漏れず、燕の金属加工業も世界的な不況の荒波を受けている。倉又さんは「地域の工場がどんどん静かになっていった。仕事がないなら、外から人を呼んで現場を見てもらおうと話がまとまった」と話す。
実は高野さん、坂巻さん、倉又さんも、SNS「うるおい新潟」の中心メンバーだ。SNSで活発に話し合い、すでに今回を含め4回の工場見学ツアーを企画している。このSNSには約500人が登録し、観光や地域おこしで活躍する県内外のメンバーが日々活発な議論や情報交換を繰り広げている。
高野さんは日記にこう記している。
「燕の工場で作られている製品が確かなもので、そこに従事している製造業のストーリーを一般消費者に知ってもらいたい。燕は400年、金属で日用品を作り続けてきた。この歴史や風土をみんなに知ってもらい、燕をブランド化していきたい」
「MADE IN JAPAN」のプライドが、ここ燕にはしっかりと息づいていた。
2009年7月4日土曜日
中国人観光客、7月1日から日本の個人旅行が可能に
2009-07-01 CRIOnlineを抜粋編集
中国人観光客の日本訪問をさらに増やすため、日本政府はこれまでの団体観光客にのみビザを発給するやり方を改め、1日から、中国人観光客向けの個人観光ビザを発給するようになりました。
この措置はまずは北京、上海と広州で実行され、一年間のテスト期間を経て中国全土に拡大予定です。申請には年収25万元以上などの条件が必要とされています。
なお、金融危機や不況、及び円高の影響を受け、最近、日本を訪れる外国人観光客が大幅に減少していますが、その中でも、唯一、中国人観光客は増える傾向にあります。
日本観光庁の発表したデータでは、2008年、日本を訪れた中国人観光客はのべ100万人を超え、2000年のおよそ3倍近く増えたということです。
中国人観光客の日本訪問をさらに増やすため、日本政府はこれまでの団体観光客にのみビザを発給するやり方を改め、1日から、中国人観光客向けの個人観光ビザを発給するようになりました。
この措置はまずは北京、上海と広州で実行され、一年間のテスト期間を経て中国全土に拡大予定です。申請には年収25万元以上などの条件が必要とされています。
なお、金融危機や不況、及び円高の影響を受け、最近、日本を訪れる外国人観光客が大幅に減少していますが、その中でも、唯一、中国人観光客は増える傾向にあります。
日本観光庁の発表したデータでは、2008年、日本を訪れた中国人観光客はのべ100万人を超え、2000年のおよそ3倍近く増えたということです。
2009年6月30日火曜日
B級グルメでまちおこし パンフ
2009年5月23日 観光経済新聞を抜粋編集
食のまちおこしのメニューに関する特徴や歴史などの情報の整理が出来たら、
次にすべきは情報の発信である。
発信する目的は現地に来てもらうことであり、そ のためにはどこで食べられるかの情報が不可欠だ。
①店名
②住所
③交通
④連絡先
⑤休日
⑥営業時間
⑦代表メニュー名
⑧メニュー写真
⑨メニュー説明
⑩駐車場有無
⑪席数
⑫アルコール有無
⑬創業年
⑭一言コメント――――。
基本的な考え方は、お客様にできるだけ親切に情報を提供すること。
「このくらい分かるだろう」ではなく、「外からのお客様にはわかりにくいのでは」と考え、ていねいな説明が肝要 だ。
まず店舗の情報としては最低でも①~⑨が必要である。
情報発信のポイント
①店内には読み仮名を付ける。読み方が不明なだけで不親切な印象を受ける。
②住所は市町村名から。いきなり町名が書いてあると地元向けと感じられる。
③交通は最寄り駅からの徒歩時間を。車であれば概ねナビでたどり着けるが、公共交通機関利用情報は必要だ。バス利用情報はさらに親切だが、マップやパンフなら必須のレベルではない。
④連絡先は市外局番から。お店に電話するとき、携帯では必ず市外局番が必要。略しては不親切になる。
⑤休日は不定休でも目安を明記。月1~2回程度とかほとんどなしであればそれを書くのが親切だ。
⑥営業時間は通し営業か、休憩があるかを明記すべき。省略してはいけない。
⑦代表メニュー名は価格を明記。余裕があればその他お勧めメニューを。
⑧メニュー写真は必須。店舗写真のみ載せるパンフをたまに見るが、食べに行きたい店の選択に、店舗写真のみのパンフは無価値。
⑨メニュー説明はこだわりや味の特徴などをできるだけ客観的に。可能なら麺類なら太さ細さ、味の濃淡、その他脂の多少などグラフ化して位置の目安をわかりやすくできると良い。
⑩以降はスペースがあれば記載。細かすぎ・瑣末と感じる方もあろうが、お客様に対しどれだけ具体的に意識できるかが万事に通じるもっとも重要なことなのだ。
(俵愼一 愛Bリーグ事務局長、日本食べある記主宰)
食のまちおこしのメニューに関する特徴や歴史などの情報の整理が出来たら、
次にすべきは情報の発信である。
発信する目的は現地に来てもらうことであり、そ のためにはどこで食べられるかの情報が不可欠だ。
①店名
②住所
③交通
④連絡先
⑤休日
⑥営業時間
⑦代表メニュー名
⑧メニュー写真
⑨メニュー説明
⑩駐車場有無
⑪席数
⑫アルコール有無
⑬創業年
⑭一言コメント――――。
基本的な考え方は、お客様にできるだけ親切に情報を提供すること。
「このくらい分かるだろう」ではなく、「外からのお客様にはわかりにくいのでは」と考え、ていねいな説明が肝要 だ。
まず店舗の情報としては最低でも①~⑨が必要である。
情報発信のポイント
①店内には読み仮名を付ける。読み方が不明なだけで不親切な印象を受ける。
②住所は市町村名から。いきなり町名が書いてあると地元向けと感じられる。
③交通は最寄り駅からの徒歩時間を。車であれば概ねナビでたどり着けるが、公共交通機関利用情報は必要だ。バス利用情報はさらに親切だが、マップやパンフなら必須のレベルではない。
④連絡先は市外局番から。お店に電話するとき、携帯では必ず市外局番が必要。略しては不親切になる。
⑤休日は不定休でも目安を明記。月1~2回程度とかほとんどなしであればそれを書くのが親切だ。
⑥営業時間は通し営業か、休憩があるかを明記すべき。省略してはいけない。
⑦代表メニュー名は価格を明記。余裕があればその他お勧めメニューを。
⑧メニュー写真は必須。店舗写真のみ載せるパンフをたまに見るが、食べに行きたい店の選択に、店舗写真のみのパンフは無価値。
⑨メニュー説明はこだわりや味の特徴などをできるだけ客観的に。可能なら麺類なら太さ細さ、味の濃淡、その他脂の多少などグラフ化して位置の目安をわかりやすくできると良い。
⑩以降はスペースがあれば記載。細かすぎ・瑣末と感じる方もあろうが、お客様に対しどれだけ具体的に意識できるかが万事に通じるもっとも重要なことなのだ。
(俵愼一 愛Bリーグ事務局長、日本食べある記主宰)
2009年6月25日木曜日
仏・ホテル動画サイトが日本上陸
2009年6月20日、観光経済新聞を抜粋編集
世界最大級のホテル動画無料紹介サイト「TVtrip(ティービートリップ)」が開設された。
TVtrip(ティービートリップ)
ティービートリップは現在、22カ国でサイトを展開。世界約150都市、2千軒以上のホテル動画を各国語で紹介している。
動画でホテルを紹介し、エクスペディア(本部・米国)、アゴダ(本部・タイ)、ベネーレ・ドットコム(本部・イタリア)など世界の大手旅行サイトに利用者を誘導。利用者は動画を見て気に入ったホテルをその場で予約することができる。予約が成立した際に各旅行サイトから支払われるアフィリエイト収入(成果報酬型の広告掲載料)などがティービートリップ側の収入になる。
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2009年6月24日水曜日
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