台湾客誘致へ語学、接客研修 石川県小松市
3月16日 北國新聞を抜粋編集
台湾からの観光誘客を促進するため、石川県小松市観光協会は、市内の宿泊施設や観光施設、タクシー、バスなどの協会加盟の全事業所を対象とした初の語学講習や接客マナー研修を行う。六月の小松―台北定期便の就航を前に、観光客をもてなす力を官民一体となって高め、さらなる誘客につなげたい考えだ。
研修は市公会堂で行われ、あいさつや土産品の販売、観光案内などで必要となる会話をはじめ、接客の心得や注意点、日本と台湾の習慣やマナーの違いなどを実技を交えて伝える。
県によると、県内での外国人宿泊者数は二〇〇六(平成十八)年の一年間で十二万千三百三十人。このうち台湾からの観光客数は五割強の六万五千二百十六人を占め、定期便の就航でさらに増加が見込まれる。
小松市観光協会などによると、台湾からの観光客は温泉や雪、古い町並みに特に関心があるという。小松は空港の近くに粟津温泉や古い町家などが多くあるため、石川の玄関口としての魅力をアピールしていく。