2009年12月26日土曜日

外客2500万人時代の宿泊者、5人に1人が外国人

外客2500万人時代の宿泊者、5人に1人が外国人
2010年1月1日 観光経済新聞を抜粋編集

訪日外国人旅行者が2500万人になると、述べ宿泊者の5人に1人は外国人。外国人の宿泊が多い関東では12%から33%に、近畿では10%から29%にアップし、いずれも3人に1人が外国人となる。

08年の外国人延べ宿泊者数は2225万人泊で全体の7%、14人に1人という割合だが、2500万人になると7600万人泊で全体の21%、5人に1 人になる。関東や近畿だけでなく、北海道も9%から22%に、九州も6%から15%に上昇する。

客室稼働率も70%を超える
現状の宿泊施設の客室数などを基に、客室稼働率も試算した。08年の全国平均の客室稼働率は63%だが、訪日外客数が2千万人になると71%に上昇し、 2500万人になると74%に達する。2500万人時代には、関東では91%、近畿では90%という高い稼働率となり、ピーク期には需要が供給を大幅にオーバーする可能性がある。

訪日外国人旅行者について

2009年12月19日土曜日

にっぽんの温泉100選:草津、登別

12月19日 観光経済新聞を抜粋編集


にっぽんの温泉100選

草津温泉(群馬県)のトップは今年も揺るがなかった──。観光経済新聞社は1日、後援する観光関連9団体とともに第23回「にっぽんの温泉100選」審 査会を観光経済新聞社本社(東京都台東区)で開いた。各団体からの代表者が厳正に審査し、まさに名称通り、日本を代表する人気温泉地を決定。草津温泉が7 年連続となる1位に輝いた。2位の登別温泉(北海道)も不動。前回4位の由布院温泉(大分県)が3位に入った。

2009年12月13日日曜日

メシウマ!卵かけご飯で10万人、観光庁長官賞

メシウマ!卵かけご飯で10万人、観光庁長官賞
2009.12.9 産経新聞を抜粋編集

観光庁が国際競争力や魅力ある観光の振興、発展に尽くした個人、団体に贈る第1回観光庁長官表彰に8日、「卵かけご飯」で町おこしに取り組んでいる岡山県美咲町産業観光課課長補佐の川島聖史さん(42)が選ばれた。

川島さんは、同町出身の明治時代のジャーナリスト、岸田吟香が卵かけご飯を広めたという説をもとに、養鶏場の多い地元の新鮮な卵を使った専門店「食堂かめっち。」を昨年1月、第3セクター方式で開業。地元産のしょうゆやシソ、ネギなどを使った独自のたれも開発した。シンプルな味が好評で、県内外から来店客が増え、今年6月には10万人を突破するなど、町おこしに寄与したことが評価された。

卵かけご飯ウィキペディア

2009年12月10日木曜日

コラム:【訪れないと味わえない欧州のグルメ】

コラム:【訪れないと味わえない欧州のグルメ】
  • 欧州でもグルメによる地域おこしが盛んです。
    しかし、欧州の場合は日本と違います。

  • 特産品は地域外へは出しません。
    訪れないと味わえない仕組みになっています。

    集荷市場に旬の食材、酒、菓子を近隣から集めて、観光振興、地域活性化もはかっています。

    地域文化の保持、少量故に品質の高い特産物、農産物、地域に暮らす誇りと喜びが欧州諸国の観光戦略です。

  • 日本の特産品も東京への大量出荷、東京一辺倒を改めたいものです。
    【cf.】石森秀三、観光経済新聞、視点 84

2009年12月5日土曜日

三重県、外国人用案内サインを作成

三重県、外国人用案内サインを作成
2009年12月5 観光経済新聞を抜粋編集

三重県は、外国人旅行者が快適に旅行できる環境づくりに向けて、ピクトグラム(絵文字)と11の外国語で表示した案内サイン10種を作成した

案内サインには、JIS(日本工業規格)で採用されているピクトグラムを使用。トイレ(3種)、立ち入り禁止、喫煙所、情報コーナー、エレベーター、バス乗り場、鉄道、現金自動預け払い機(ATM)の10種。表示した外国語は、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語、タイ語、アラビア語となっている。

案内サイン  クリックすると多国語が

2009年11月30日月曜日

英語メニューのあるレストランを紹介 EngMenu.com

2009年11月27日 ValuePress!をを抜粋編集

「(株)West Heading」は2009年11月より、訪日外国人に英語メニューのあるレストランを紹介するEngMenu.comを本格スタートさせた。

「日本が国際化されていると思っているのは、日本人だけ」と松田社長。去年観光庁が発足されたが、2008年現在の訪日外国人は835万人と世界28位 (JNTO調べ)。1位のフランスの10分の1の外国人観光客数にとどまり、アジアでもタイやマカオが日本よりも上位に位置する。

そんな中、訪日外国人が必ず利用するレストランに目をつけた。外国人の多くは日本人が日常利用するレストランに入りたい。しかし、言葉の壁を恐れ、二の足を踏む。結局、写真の多いファミリーレストランや、ファーストフード店、または英語が使えるバーに足を運ぶのが現状だ。人口減少、少子高齢化で日本人の胃袋が縮小する中、訪日外国人を迎え入れたいレストランには、英語メニューを添削、翻訳し、レストランを外国人に宣伝するという一連の流れを提供する。

添削は基本的には無料、翻訳は1万円~、多くの外国人に、外国人受け入れを積極的に行っているレストランを知って欲しいとの思いから、インターネットでの無料レストラン情報掲載も行っている。

EngMenu.com

2009年11月22日日曜日

埼玉の「広域観光」 みんなで考えよう 28日 川越でシンポ

埼玉の「広域観光」 みんなで考えよう 28日 川越でシンポ
『朝日新聞』 2009年11月20日

「市町村、県域を越えた広域観光をめざして」をテーマにしたシンポジウムが28日、川越市新富町1丁目の鏡山酒造跡地で開かれる。

観光によるまちおこしなどを考える、NPO法人武蔵観研が主催する第2回シンポ。観光庁の笹森秀樹・観光地域振興課長が「広域観光の必要性について」と題して基調講演し、荒井康博・県観光課長が「埼玉県の観光戦略 新観光立県をめざして」をテーマに話す。シンポを通じて、武蔵地域の広域観光の可能性を考えるという。

午後1時開幕。入場無料。武蔵観研の桑原政則会長は「21世紀の日本をになう『広域観光』についていっしょにかんがえませんか」と参加を呼びかけている。

観光情報学会 第1回研究発表会

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓観光情報学会 Mail NEWS
┗◆ www.sti-jpn.org
  └─────────────────────────────
                                               2009.09.11 No.109
◆━━━━━━━━━━━━……‥++‥……────────────

◇ 観光情報学会 第1回研究発表会

開催に当たって

観光は産業的にも文化・人的交流の面からも重要視されるに至り,さらに
近年立ち上がったサービス工学における応用対象領域ともなっております.
このような中,観光情報学会は,観光における情報を核とした学術展開を
目指して平成15年に設立され,国際的なITと観光に関する国際学会IFIT
Tに日本支部として加わるとともに,今年度には学会のNPO法人化をはたし
ております.この国際化およびNPO化を期に,観光情報に関わる本国の学術
展開をさらに広げるために,第1回研究発表会を開催いたします.観光に
おける情報を核としたイノベーションの創出を目指し,観光情報およびサー
ビス工学をはじめとする様々な観点からの研究シーズ,ニーズ分析,研究
展開に対する提案型まで,幅広い発表を募集します.

特別講演 「情報技術による観光情報サービスのデザイン」
中島秀之 (未来大学)

特別セッション 観光情報の国際化 NPO化により目指すもの
伊藤 直哉(北海道大学)


日時 20091212日(土) 10:0017:00(予定)
場所 札幌市北区北18条西6丁目 北海道大学 遠友学舎
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/info-j/enyuu.htm

○発表申し込み
1215件程度の発表を募集します.
応募が募集を超えた場合はアブストラクトにて選別する場合があります.
・下記の情報をsti-office@harmo126.complex.eng.hokudai.ac.jpまでお送
りください.
(1)タイトル
(2)著者
(3)所属
(4)連絡先メールアドレス
(5)概要(300字~500字程度)
・申し込み締め切り日:2009年10月30日
・講演申込費 5千円(発表会当日会場にてお支払い下さい)

○発表原稿
・カメラレディ原稿:A42段組4~8ページ
・原稿締め切り:2009年11月13日
・原稿フォーマット:発表申し込みに折り返しご連絡いたします.

○推薦論文
・発表の中で優秀なものは学会誌の論文に推薦されます(推薦された論文は
査読を経て採録・不採録が判定されます).

○懇親会
・研究発表会終了後,懇親会を行います.

○参加申し込み
・下記の情報をsti-office@harmo126.complex.eng.hokudai.ac.jpまでお送り
ください.
(1)名前
(2)所属
(3)連絡先メールアドレス
(4)懇親会の参加・不参加
・申し込み締め切り日:2009年11月30日
・参加費 2千円(発表会当日会場にてお支払い下さい)

実行委員長
鈴木 恵二(北海道大)

実行委員
伊藤 直哉(北海道大)
川村 秀憲(北海道大)
長尾 光悦(北海道情報大)

プログラム委員長
山本 雅人(北海道大)

プログラム委員
大薮 多可志(金沢星稜大)
小野 哲雄(はこだて未来大)
奥野 拓(はこだて未来大)

2009年11月14日土曜日

コラム:【滞在型観光と周遊型観光】

コラム:【滞在型観光と周遊型観光】
  • 西欧人が聖地巡礼をするときは、目的地へ向かって寄り道をせず一直線に向かいます。
    到着したら、時間が許す限り、聖地に滞在します。
    巡礼ばかりでなく、観光にしても、寄り道なしの滞在型観光が主です。

  • 日本では、お伊勢参りの例を見てもわかるように、多くの箇所を巡り歩くのが特徴です。
    日本の旅行も、したがって、周遊型になっています。
    日本人は、歩いてめぐるコースが好きです。

  • 巡礼が密かなブームになっています。
        老人ではなく、若者
       
    信仰心からではなく、自分探しのために
       
    車を乗り継いでではなく、歩いて
    の巡礼です。

  • 「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産となりました。
    巡礼がさらに盛んになりそうです。
    紀伊山地の霊場と参詣道 【地図】
    坂東札所歩き巡礼
    武蔵野三十三観音霊場

    2009年11月13日金曜日

    外国人観光客を取り込め 東アジア・豪州は日本観光ブーム!?

    外国人観光客を取り込め 東アジア・豪州は日本観光ブーム!?
    5月5日「日経グローカル」を抜粋編集

      東アジアを中心に、日本への旅行熱が高まっている。産業地域研究所がこのほど実施した東アジア・豪州消費者調査では、「日本を訪ねてみたい」と思う人が86.2%を占めるなど、さながら日本観光ブームの様相だ。
      人気のベスト3は「北海道」「東京」「富士山」と外国人にとっての定番観光地が顔を並べるものの、各国の経済成長に伴い行きたい場所や観光の目的には変化も見られる。

     東アジアの国・地域向けの誘致策を展開している自治体は多く、都道府県・政令市とも9割超が観光客を誘致したい国・地域として韓国、台湾を挙げた。複数の観光地を短時間で回る外国人客の観光パターンに合わせて、他の自治体などの連携する動きが加速。今後は「観光圏」を意識した連携が増えそうだ。

    2009年11月7日土曜日

    コラム:【観光立国をとなえた松下幸之助】

    コラム:【観光立国をとなえた松下幸之助】
    • 観光立国ということばを最初に使ったのは、松下幸之助です。
      1954年に「観光立国の弁」という論文を発表しました。
      政治嫌いでしたが、観光大臣にはなりたい、といっていました。
      (1968年には「廃県置州」をとなえています。)
    • しかし、前原誠司国交相は、「観光立国をさらに推進」と表明しました。大臣は、松下政経塾出身、観光京都の出身です。
    • 11月28日の武蔵観研のシンポジウムには、観光庁から笹森秀樹 観光地域振興課長が、基調講演においでくださることになりました。

    2009年11月1日日曜日

    旅館数、5万軒割れ目前

    旅館数、5万軒割れ目前
    2009年10月31日 観光経済新聞を抜粋編集

    厚生労働省は27日までに、08年度の全国の旅館・ホテルの営業施設数と客室数をまとめた。それによると、今年3月末現在の旅館数は5万846軒、客室数は80万7697室となり、前年度に比べそれぞれ1449軒、1万4871室減少した。対して、ホテルは9603軒、78万505室で、161軒、1万 4208室の増加。施設数では5倍以上の差がある旅館とホテルだが、客室数ではそれほど差がなくなりつつある。

    旅館数は1980年の8万3226軒をピークに減少。03年度に6万軒の大台を割った後も減少傾向に歯止めはかからない。ここ数年、1千軒台のペースで減少しており、このまま推移すれば09年度には5万軒を割る可能性もある。

    2009年10月30日金曜日

    訪日個人旅行者不満のトップは「外国語標識」の不足

    訪日個人旅行者不満のトップは「外国語標識」の不足
    平成21年10月29日

    日本政府観光局(JNTO)の外国人向け総合観光案内所ツーリスト・インフォメーション・センター(TIC)では、今年1月から7月にかけてTIC を利用する外国人旅行者を対象に日本到着時やTICを訪れるまでに感じた不便・不満についてアンケート調査を実施した。その結果、TIC利用者のうち、不便・不満を感じたとする456人から回答を得ることができ、次の事項が日本旅行中に不便・不満として感じた上位に挙げられた。

    (1)標識(案内板、道路標識、地図)での外国語表示の不足 (170件、37.3%)
    (2)観光案内所の場所の不便さ (同 132件、28.9%)
    (3)外国語(特に英語)の通じにくさ (同 91件、20.0%)
    (4)クレジットカード利用可能なATMの不足等 (同 81件、17.8%)
    (5)交通機関利用の煩雑さ (同 70件、15.4%)
    (6)市中のゴミ箱やベンチの不足 (同 64件、14.0%)
     
    これらの調査結果から、外国人個人旅行者にとって、日本が不便なく安心・快適に公共交通機関を利用して一人旅できるための課題が明らかになった。JNTO では、訪日した外国人旅行者に再度訪問したい、友人にも薦めたいと思ってもらえるような、個人旅行者受入環境の整備が訪日外国人観光客増加に必要であると考えていることから、今回の調査結果が各方面の関係者の外国人旅行者受入態勢改善に役立つことを期待している。

    注)訪日観光客の国籍別内訳は、概ねアジアからが7割、欧米豪などからが3割であるが、TICを訪れる旅行者は欧米豪からの個人旅行者が圧倒的に多い。そのため、今回の調査回答者の9割弱を欧米豪が占めている。

    2009年10月26日月曜日

    観光庁、概算要求額は今年度の4倍

    10月24日 観光経済新聞を抜粋編集

    観光庁は、2010年度観光予算の概算要求で、今年度当初予算の4.1倍、256億5千万円を要求した。削減が求められる予算編成の中、異例の伸び率。大幅に増額したのは、外国人旅行者の誘致目標を積極的に見直し、2019年に2500万人、将来的に3千万人という新たな目標を実現するためだ。外客の誘致や受け入れ整備などに充てる「訪日外国人3千万人プログラム」に今年度相当予算の約3.6倍にあたる113億7千万円を計上。さらに、観光圏への補助金を中心とする「観光を核とした地域の再生・活性化」に約17.3倍の108億4千万円を要求、地域の観光地づくりや産業振興を重視した。

     観光庁は概算要求にあたり、外国人旅行者3千万人の誘致を目指す「訪日外国人3千万人プログラム」を打ち出した。今後10年間の目標として2013年に1500万人、2016年に2千万人、2019年に2500万人を掲げた。

    重点市場に3国追加 海外宣伝拠点を拡充
     「外国人3千万人プログラム」の要求額のうち、訪日旅行促進(ビジット・ジャパン)事業が101億2千万円を占める。重点市場に対するプロモーションを強化。従来、予算の制約から実施できなかった継続的なプロモーションを戦略的に推進する。重点市場は、インド、ロシア、マレーシアを追加し、15市場に増やす。

     日本政府観光局(JNTO)などが担う海外のプロモーション拠点も現在の14カ所から21カ所に増やす。市場拡大が見込まれる中国では、現在の北京、上海、広州(現在は臨時拠点)に加えて、瀋陽、大連、青島に開設。訪日外客の中で最大シェアを占める韓国はプサンを追加。インド、ロシア、マレーシアにも新設する。

     「訪日外国人3千万人プログラム」ではこのほかに、受け入れ環境整備事業に3億5千万円。このうち受け入れ環境づくり支援事業として2億円を使う。外国語による観光案内や標識の充実、地方空港や港湾での入国管理の円滑化などに向けて、地域を選定し、計画づくりや実証事業を支援していく。

    観光圏でハード事業 補助率も引き上げ
     「観光を核とした地域の再生・活性化」の柱は、魅力ある観光地づくりを促進する観光圏整備事業で107億7千万円を充てる。今年度当初予算の18.5倍という伸び率は、鳩山首相が前原国交相に指示した「地域が主役の観光立国の推進」に基づく予算配分とみられる。

     観光圏整備事業の増額は、観光プログラムの開発や2次交通の整備など従来のソフト事業に加え、景観の整備や観光案内施設の整備など小規模なハード事業を支援できるようにしたため。内訳として90億円相当をハード事業分に見込む。

     観光圏のハード事業は、ソフト事業と同様に、地域が申請する観光圏整備実施計画に基づいて支援する。道路整備など大型事業には使えないが、温泉街に残る廃業旅館の撤去、歴史的建造物の復元などにも活用できるようにする。

    観光関係の「人」用語

    • 一時上陸客  
    • インバウンド(外国人入り込み客)
    • 入込客  
    • 外客
    • 観光客 
      • 誘致促進
      • 再訪率
    • 観光者  
    • 観光旅行者  
    • 滞在客  
    • 通過客  
    • ツーリスト  
    • バックパッカー  
    • ヒッチハイカー 
    • ロフェッショナル ツーリスト  
    • リピーター

    2009年10月22日木曜日

    中国人観光客へのビザ発給緩和を検討、景気の起爆剤に?

    20091020 まぐまぐニュース!を抜粋編集 

    前原国交相は18日、中国の邵国家観光局長と名古屋で会談し、中国人の個人
    旅行者への観光ビザ発給について条件緩和を検討する方針を明らかにしました。

    これまで中国人への観光ビザ発給は、添乗員が同行する団体ツアー客のみに限
    定されていましたが、今年7月からは「年収25万元(約335万円)以上」などの
    条件付きで個人向けにビザ発給が開始されています。

    昨年、観光などで訪日した中国人旅行者は初めて100万人の大台を突破。中国
    人富裕層の旺盛な消費意欲を背景に、中国語の堪能なスタッフを配置するホテ
    ルや、中国国内で普及している決済手段「銀聯カード」に対応する家電量販店
    が増加するなど、中国人観光客を取り込もうとする動きが活発化しています。

    2009年10月19日月曜日

    観光用語:〇〇観光、〇〇旅行、〇〇ツーリズム

    〇〇観光
    • アウトバウンド観光
    • イベント観光
    • インバウンド観光
    • 虚構観光
    • 教育観光
    • 健康観光
    • 交差文化観光
    • 産業観光
    • 宗教観光
    • 周遊観光
    • 持続可能な観光
    • スポーツ観光
    • 体験観光
    • 地域観光
    • 都市観光
    • 保養観光
    • 歴史観光
    〇〇旅行
    • 慰安旅行
    • 買い物ツアー
    • 帰省旅行
    • 個人旅行
    • 修学旅行
    • 熟年旅行
    • 職場旅行
    • シルバー旅行
    • 新婚旅行
    • 卒業旅行
    • 団体旅行
    • 報奨旅行(インセンティブ ツアー)
    〇〇ツーリズム
    • アグリ ツーリズム
    • エコ ツーリズム :ecotourism
    • オールタナティブ・ツーリズム(もうひとつの観光)
    • ギャンブル ツーリズム
    • グリーン・ツーリズム
    • サスティナブル ツーリズム:sustainable tourism 持続可能な観光
    • サポーティング ツーリズム
    • ショッピング ツーリズム
    • スタディ ツーリズム
    • 戦場 ツーリズム
    • ソーシャル・ツーリズム:社会的弱者が参加できる観光
    • パッケージ ツア
    • ヘリテイジ ツーリズム
    • マス ツーリズム
    • ルラル ツーリズム

    2009年10月13日火曜日

    自転車向け淡路島マップ  距離別3コース

    2009年10月12日 読売新聞を抜粋編集

     サイクリング客の間で人気が集まっている兵庫県・淡路島のモデルコースや絶景ポイントなどを紹介する「淡路島サイクリングマップ」が完成し、島内の観光案内所などで配布されている。新たな観光の目玉として客の呼び込みを図るため、同県淡路市観光協会が製作したもので、観光案内は少なめにし、迷いやすい交差点やコースの高低差を写真やグラフで目立たせた。

     広げるとA2判サイズになるマップで、片面は島全体の地図を掲載。淡路市をほぼ1周する60キロ、洲本市、南あわじ市の中心部を抜ける120キロ、島南部の海岸沿いなど、島全体を1周する150キロの三つのモデルコースを設定した。コースの分岐点や道が細い交差点9か所の写真を入れたほか、3コースの高低差もグラフで紹介。本格的な上り坂や応急修理が可能な自転車店なども示している。

     車に自転車を積んで訪れた人向けに「駐車場相談可能施設」として、淡路市内の旅館や観光施設など5か所の連絡先も掲載した。

    2009年10月11日日曜日

    観光に関する学問

    観光に関する学問
    • 温泉学
    • 観光開発論
    • 観光学概論
    • 観光経営学
    • 観光経済学
    • 観光行動論
    • 観光交通論
    • 観光産業論
    • 観光社会学
    • 観光人類学
    • 観光政策論
    • 観光事業論
    • 観光心理学
    • 観光地理学
    • 観光マーケティング論
    • 観光民俗学
    • 観光立地論
    • 景観論
    • 国際観光論
    • 地域開発論
    • 博物館学
    • 美食学
    • ホテル経営論
    • 旅行業論
    • 地域学(沖縄の場合)
      • 沖縄学
      • 観光平和学
      • 海洋考古学
      • 沖縄芸能論 
      • 琉球語

    観光庁、外客2千万人見据え宿泊施設のあり方議論

    2009年10月10日 観光経済新聞を抜粋編集

    訪日外国人旅行者2千万人の目標を見据える観光庁は9月30日、学識経験者らを委員とする「2千万人時代に対応した宿泊施設のあり方に関する検討会」の初会合を開いた。目指すべき宿泊施設の受け入れ態勢や実現に向けた課題を議論してもらい、政策や制度に反映させるのが狙い。

    意見交換では、2千万人実現に向けた宿泊受け入れの課題を委員が指摘。日本政府観光局(JNTO)の板谷博道理事は「他の国が導入しているように宿泊施設の施設基準に『3つ星』『5つ星』のような国際的な規格が必要なのかどうか、あるいは独自の制度でいくのか。2千万人時代を見据えた議論が必要ではないか」と課題の1つに挙げた。

    現行の国際観光ホテル整備法の登録制度については、外客受け入れを積極的に進める旅館組織、ジャパニーズ・イン・グループの福田金也会長(タートル・イン・日光)が「登録施設と言っても日本人客が中心であるところも多く、実際には外国人の誘客に制度が生かされていないのでは。私たちのような未登録の施設でもホームページなどを活用することで、実際に多くの外国人を集客している」と指摘した。

    このほか都市圏や主要観光ルート以外の地方の宿泊施設、低価格で小規模な宿泊施設など、多様な宿泊施設の役割を重視する意見も。「都市と地方のバランス、施設形態の多様性をどう全体像の中でイメージするかが肝心。日本文化を理解してもらうという意味では、日本旅館に宿泊してもらう機会を増やす必要もある」(日本旅行業協会の奥山隆哉理事・事務局長)。

    また、日本観光旅館連盟の中村義宗専務理事は「外客の宿泊需要の増加によって旅館・ホテルの経営者の意識は変わってきている。望む、望まないは別として、外客なしでは経営が成り立たないという宿も増えている」と説明。「料金決済の仕組み、外国語会話の通訳サポート、あるいは2次交通の整備など、外客受け入れ全体の中で宿泊施設のあり方を検討する必要があるのでは」と話した。

    2009年10月4日日曜日

    産業観光まちづくり大賞、金賞は北九州市

    2009年9月30日(水)観光経済新聞を抜粋編集

    全国産業観光推進協議会は28日、第3回「産業観光まちづくり大賞」の金賞に北九州市を選んだと発表した。

    銀賞は函館市益子アートウォーク実行委員会、特別賞は横須賀市・横須賀集客促進実行委員会・トライアングルとYKK・黒部市が受賞した。

    北九州市は市域の39事業者が産業観光振興に協力し、多種多様な工場見学を実施。周辺には北九州イノベーションギャラリーなどの公的学習施設や産業施設があり、産業観光資源としての多様性にも富んでいる。08年の産業観光見学者数は約28万人、海外からも約2万人が訪れている。

    かつての公害問題を克服し、環境都市・ミュージアム都市として再生した手法、受け入れ事業者と定期的な会合を持ち、良好な関係を維持している点などが評価された。

    2009年9月28日月曜日

    「外国人によるひとり歩き点検隊」実施結果 観光庁 

    2009/09/

    観光庁では、我が国を代表する文化施設である東京国立博物館において、案内表示等の利便性について、留学生などの外国人の視点で点検する「外国人によるひとり歩き点検隊」を実施し、その点検結果を報告いたします。

    ○(日本のトイレはハイテク化が進み先進的であるため)トイレの流し方やボタン表示位置等が外国人にはわかりにく い。こうしたことこそ、外国語による説明が必要。
     
    ○売店の「お手を触れぬようにお願いいたします」の表示は、日本語と英語しかないが、(触って品定めするという商慣習を考慮すれば)むしろ中国語や韓国語こそ必要。
     
    ○展示品については、日本の歴史的及び文化的背景に関する説明もなければ、その価値が理解できない。今後増加が見込まれる中国や韓国への対応も含め、外国人の理解度を考慮した表示が必要。

    2009年9月23日水曜日

    B級グルメで地域活性化を 愛川欽也

    09/05/30 埼玉ビジネスネットワークを抜粋編集

    ビジネスチャンスの創出を目指す異業種交流会「埼玉ビジネスネットワーク」(埼玉新聞社主催)の第四回セミナーが開かれ、俳優の愛川欽也さんと、さいたま市都市局の渋谷勉局長が、魅力ある町づくりと地域活性化について語った。 

    愛川さんは、毎週さまざまな街にスポットを当てて紹介するテレビ番組「出没!アド街ック天国」の司会を十三年間務めてきた。「最初は銀座や代官山など、街自体にブランドやパワーがあるところから始めた。今では番組自体がブランドになり、誰も知らない街でもやっていけるようになった」という。

    誰もが知っている大都市から名も知れぬ小さな町に至るまで、多くの地域とかかわってきた経験を踏まえ、元気のある町の共通点は、安くておいしい「B級グルメ」があると強調する。

    「香川県の讃岐うどん、静岡県富士宮市のソース焼きそば。B級グルメで活性化した町は全国でたくさんある。町おこしをするなら、やっぱり食い物。一番人の心に訴えやすいからネ。できれば飽きない炭水化物がいい」

    埼玉県立浦和高校出身でさいたま市とも馴染みが深い。「食べ物で町おこしをするなら、最低十店くらいが競争しながらやっていかないと。三年かければ名物になる。例えば団子でもいい。さいたま市だったら“さいだん”とかね。誰かやってみない?」。軽快なトークで、会場からは終始笑いが起こった。

    2009年9月13日日曜日

    ミシュラン、日本旅行ガイドの英語版を発売

    ミシュラン、日本旅行ガイドの英語版を発売
    2009年9月7日 Responseを抜粋編集

    ミシュランは7日、日本に関する旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン』英語版を、同日より全国主要洋書取扱書店で順次発売すると発表した。

    ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの英語版は、第3弾となる。
     
    今回発行する英語版は、フランス語版の内容を踏襲しつつ、表紙デザインを刷新した。ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンは「旅行を計画する(青)」、「日本を紹介する(オレンジ)」、「日本を発見する(緑)」の3つのセクションで構成されており、ページ上部の色見出しで分類されている。

    「ようこそ!農村」プロジェクト 農水省・観光庁連携して推進

    「ようこそ!農村」プロジェクト 農水省・観光庁連携して推進
    2009.09.01 EICネット

     農林水産省は、観光庁との連携により、観光関係者と農村地域が連携したグリーン・ツーリズム「ようこそ!農村」プロジェクトを展開すると発表。
     このプロジェクトは、観光関係者と農村地域が連携し、新たな旅行ニーズに対応した地域のグリーン・ツーリズムの取組を推進することにより、都市農村交流の拡大および観光を通じた地域振興を図ることを目的とするもの。
     観光関係者と農村地域との連携によるグリーン・ツーリズムの推進に向けたプラットフォームの構築、観光圏を中心とした地域のグリーン・ツーリズム等の取組への支援及び国際グリーン・ツーリズムの推進に向けた支援等を展開する予定。

    2009年9月7日月曜日

    観光庁、国内旅行税制を創設へ

    2009年9月5日 観光経済新聞を抜粋編集

    観光庁は、国内観光旅行を活性化するため、来年度の税制に、旅行費用の一部を所得税額から控除する「国内観光旅行税制」の創設を目指すことを明らかにした。税制の創設に対応する形で、国民の国内観光旅行を促進する法制度も整備する方針だ。控除措置の具体的な要件は検討中で、需要拡大への効果などを精査し制度設計を進める。

    観光庁は、経済情勢の悪化などで旅行需要が「急速に減退」している現状を踏まえ、所得税の特例措置として国内観光旅行税制の創設を要望。これにより国民 1人当たりの国内宿泊観光旅行の回数を現状の年間1.5回から2014年度までに3回に増やすことを目標に掲げている。

    所得控除の対象となる旅行の要件、限度額、控除率などは未定。減税効果などをシミュレーションして制度の詳細を詰める。国内観光旅行税制の創設と合わせて整備する法制度に関しては、「具体的な内容は検討中。新法などを含めて幅広く検討し、国内観光旅行を促進する仕組みとしたい」(観光産業課)。

    2009年9月4日金曜日

    初の「おもてなし検定」、合格率は81%

    2009年8月29日 観光経済新聞を抜粋編集

     旅館・ホテルの接遇力の向上や人材育成の支援などを目的とした業界資格「日本の宿 おもてなし検定」第1回初級試験が6月22日〜7月10日に実施され、2745人が受験、合格者は2223人だった。合格率は81.0%。

     主催の同検定実行員がこのほど、試験結果を明らかにした。申込者数は2868人で、受験率は95.7%。北海道から九州・沖縄まで全国幅広く申し込みがあった。

     試験はウェブ上で行われ、45分で60問を解く。正解率80%以上の48点以上を合格とした。平均点は51.7点だった。

     同検定実行員は国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟、全国旅館生活衛生同業組合連合会、日本観光協会、JTB協定旅館ホテル連盟で構成されている。旅館・ホテル業界の資格として、おもてなし検定の定着を目指す考えだ。

     第2回の試験は来年6月で、初級だけでなく、中級も加える。

    2009年8月30日日曜日

    観光庁、中国「百度」で日本旅行をPR

    2009年6月16日 人民網日本語版

     日本観光庁はこのほど、世界最大の中国語検索サイト「百度」とサイトPRサービスの契約を結んだ。日本の政府部門が中国のサイトで大型の宣伝活動を行うのはこれが初めて。

     観光庁と百度が結んだ宣伝協力は、百度のブランドコーナーや検索PRなどの業務にかかわる。百度は、「日本旅遊(観光)」などのキーワードによる検索の際に日本旅行をPRし、日本旅行に興味を持つユーザーがすぐに公式サイトを訪れられるようにする。日本旅行に関する全面的な情報をサイト上で取得することもできる。

    2009年8月23日日曜日

    経産省、医療ツーリズム事業化へ検討着手

    2009年8月22日 観光経済新聞を抜粋編集

     経済産業省は診療目的で来日する外国人を視野に入れた、医療ツーリズムの事業化に向け検討を開始する。日本の医療は費用対効果が大きく、技術水準も高い。また、食生活などに対する国際的な関心も強まっていることから、観光や伝統文化などと連動させれば、モノづくり以外の分野での国際貢献と国内におけるサービス関連産業の活性化につながると判断した。同省は実証調査も予定しており、事業化に伴う問題点や課題などを把握する考えだ。

     同省は1月、医療の国際化と関連サービス産業の連携策を検討するため商務情報政策局に「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会」(座長・下田智久ヒューマンサイエンス振興財団理事長)を設置、17日までに検討結果(報告書)をまとめた。研究会のメンバーは東京の主要病院長らが中心だが、オブザーバーとしてJTBなど観光関連企業・団体も参加。

     報告書は、(1)医療機関の連携の必要性(2)宿泊施設、旅行会社、通訳・翻訳など支援(アレンジ)業者の役割(3)医療機関とアレンジ業者間の連携のあり方──から、外国人とアレンジ業者、アレンジ業者と医療機関との間の契約モデルまで提示しており、医療ツーリズムのガイドライン的な内容となっている。

     対象国はアジアやロシアが中心で、対応言語についてはまず英語、中国語を念頭に置き、「需要に応じて韓国語、ロシア語を想定すべき」との考えを示した。

     同省は研究会報告を受け、実証調査を行う。具体的には、研究会に参加した医療機関を中心に外国人受け入れに関心を示す病院で、「国際医療サービス推進コンソーシアム」(仮称)を作り、調査を通じ、医療機関側の具体的な受け入れ態勢を構築する。 また、医療情報の海外発信や病院の外国人受け入れを包括的に支援するため、旅行会社や宿泊施設、通訳会社などに呼びかけ「国際医療サービス支援センター」(同)を設置する。

     報告書では支援センターの業務について、(1)予約、日程変更などの受付・管理(2)料金決済(3)宿泊先、交通、通訳、ビザ、観光地などの手配(4)リピーター対応──などを挙げており、実証調査でもこうした点について検討し、事業性を見極めると見られる。

     医療ツーリズムは未知な分野であり、観光業界も手探り状態にあるが、ニューツーリズムの1つとして関心を示す向きもあり、同省の実証調査の成果が注目される。

    2009年8月16日日曜日

    「ものがたり観光」で、シンポ

    09/07/14

    大阪府河内長野市の大阪千代田短期大学物語観光情報研究センター(李有師所長=同短大准教授)は6月27日、「ものがたり観光シンポジウム」を開いた。住民同士あるいは住民と観光客がコミュニケーションを高めることができる物語の力を地域活性化に生かそうと企画した。

    基調講演は「観光を核にしたニッポンの地域再生」と題し、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三さんが話した。石森さんは、視覚重視の「観光」から五感重視の「感幸」や交流重視の「歓交」へとツーリズムでイノベーションが始まっているとし、ライフスタイルも同様に革新が必要だと指摘。米国ではステイケーションという現象が生じ、在宅しながら休暇する日常の中の観光が見直されていることを紹介した。

    その中で「地域を疲れさせる町おこしから、地域を元気づけるものがたりづくりへ変えましょう。ものがたりは、皆さんの地域に対する誇りや愛情が源泉です。地域の宝、ものがたりを掘り起こす観光学習が、皆さんの暮らしを幸せなものにするのではないでしょうか」と呼びかけた。

    観光庁観光地域振興部部長の大黒伊勢夫さんは、九州運輸局長時代に取り組んだ「九州物語委員会」について話した。「物語は観光資源をつなぎ、その価値を高めてくれます。例えば、長崎や島原の教会群にはザビエルに始まり、島原の乱などが背景として連なる物語があります。まさに、物語の力は地域の力です」。「地域の物語が小説や映画になり、情報発信力を持つようになります。九州は、中国で人気のある俳優、高倉健さんのふるさととして中国へPRしています」などと述べ、「そこに、旅人が作る物語も入っていくのだと思います」とした。

    佛教大学教授の高田公理さんは「旅はものがたりを生み出します。旅を計画する時、実際に行った時、そして帰ってきてから自慢話。それで俳句や短歌、紀行文を書いたりする。山形の立石寺は『静けさや...』と詠んだ瞬間に名所旧跡です。これは芭蕉でなくても誰でも可能性があります」。

    国際日本文化研究センター教授の白幡洋三郎さんはシンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫像、ブリュッセルの小便小僧を"世界三大ばかばかしい観光名所"として「でも、世界中から人が来る。何かものがたりが隠されているんですね。僕の場合、小便小僧のそばの角にいい喫茶店を見つけた。それが僕にとってのものがたり観光です」と話し、「がっかりできる謎を探るのも面白い。ものがたり観光は重層的なことを可能にするのではないでしょうか」。

    今後、白幡さんを会長に「ものがたり観光行動学会」の設立を予定している。

    2009年8月6日木曜日

    2010年「日本MICE年」 観光庁

    2010年「日本MICE年」 観光庁

    観光庁はこのほど、「MICE推進アクションプラン」を策定した。MICEについての大規模プロモーションの実施や、誘致や開催に関する環境整備と支援、人材育成の方法などを盛り込んでいる。

    APECの日本開催年にあたる10年を「Japan MICE Year」に策定し、各種プロモーションを行う。MICE分野で「ようこそジャパン大使」も選定する。

    また、10年度からは、国際会議に発展する可能性が高い国内会議について、国が講師や研究者を招請することなどで支援する。

    【注】MICEとは、(M)Meeting、会議(I)Incentive、招待(C)Convention、大会(E)Exhibition展示会の4つのビジネス・セグメントの頭文字をとった造語

    2009年7月31日金曜日

    観光庁、ニューツーリズム実証事業で28ツアー支援

     エコツーリズムや産業観光など、地域がつくるニューツーリズム旅行商品の創出、流通を促進する実証事業で、観光庁は15日、今年度に補助金を交付するモニターツアー28件を発表した。地域の魅力をゆっくりと深く知るウォーキングツアーや女性客の好奇心をくすぐるツアーなど特色あるプランが出そろった。参加者アンケートなどの分析を通じて商品化への課題などを探ってもらう。

     実証事業は2007年度にスタート、ニューツーリズム旅行商品の創出、流通への課題などを検討しながら3年目を迎えている。支援するモニターツアーは、地域の観光関係者が旅行業と一体で取り組む旅行商品が対象。来年1月末までに催行されるツアーに関する経費の一部を負担する。

     今年度採択された28件の中には、歩いて地域の文化や自然に触れようというツアーもある。岩手県野田村では、「塩の道」をテーマにしたウォーキングツアーが行われる。製塩が盛んな地域で、かつては「野田ベゴ」と呼ばれる牛に塩を背負わせ、盛岡方面や秋田県の鹿角方面までを運ばせていた。このベコの道を地元ガイドの案内で歩く。製塩体験や地元神楽の観賞も組み合わせる。

     また、鳥取県大山町では、ブナが生い茂る中国地方の最高峰、大山を地元ガイドとともにエコウォーク。途中、大山寺の阿弥陀堂で本尊の特別公開を拝観し、座禅体験もできる。

     乗り物を使って新たな魅力を発見するツアーも。岐阜県では、06年に廃線となった神岡鉄道の軌道上を走行できるようにした「レール・マウンテンバイク」が体験できる。岡山県倉敷市では、グルーズ船から水島コンビナートの巨大プラントやガスタンク、高炉などを観賞できる。

     女性をターゲットにした商品としては、レンタル着物で佐原の町並み散策や地産地消の食を楽しむ千葉県香取市のツアー、「知的美人が行く」と題した富岡製糸工場や碓氷峠鉄道など絹にゆかりのあるスポットを巡る群馬県(安中市など)のツアーがある。

    2009年7月18日土曜日

    観光庁が体験型旅行を支援、団塊世代の女性らに焦点

    2009.7.15 16:39 産経新聞を抜粋編集

     観光庁は15日、産業遺産の見学など地域資源を活用した体験・交流型の旅行「ニューツーリズム」の普及に向け、宣伝費などの一部を国が負担する実証事業に28件のツアーを採択したと発表した。

     採択されたのは、団塊世代の女性をターゲットに、かつて絹の流通ルートだった群馬、長野県境の碓氷峠の鉄道施設跡などを見学する「知的美人が行く西上州シルクロードツアー」や、京都市内に残る唯一の水引工芸職人の指導で体験製作などを行う「きょうとリラクゼーション・ツアー」など。

     各ツアーは地元の観光協会や旅行会社などが主催。参加者へのアンケートを実施し、結果を今後の旅行商品づくりに役立ててもらう。

    2009年7月12日日曜日

    観光圏連絡協議会が発足

    2009年7月11日 観光経済新聞を抜粋編集

     観光圏整備法に基づく認定を受けている全国30の観光圏でつくる観光圏連絡協議会が6日に発足した。情報交換や共同の調査研究を進め、競争力の高い観光地づくりにつなげる。地方運輸局の管轄するブロックごとの地域部会、宿泊の魅力向上などのテーマごとの分科会も設置する。

     6日、東京・霞ヶ関の合同庁舎で開かれた第1回会合には各観光圏から行政の担当者や観光事業者ら約120人が出席。今後、規約を定め、全国の観光圏の中から代表者として会長を選出する。オブザーバーとして、観光庁や国土交通省など関係省庁が参加する。

     観光庁の笹森秀樹・観光地域振興課長は「認知度の高い圏域として観光圏のブランド確立を目指す必要がある。宿泊や食の魅力向上といった共通の課題についてテーマごとの分科会、ブロックごとの地域部会で意見交換を深めてほしい」と協議会の活動に期待した。

     会合では、伊勢志摩広域観光圏、南房総地域観光圏、富良野・美瑛広域観光圏、雪国観光圏の4観光圏が取り組みを発表。宿泊の魅力向上、体験プログラムの開発、2次交通の整備などの事業を紹介した。

     このうち雪国観光圏からは、新潟・越後湯沢温泉HATAGO井仙の井口智裕社長が、情報発信や顧客管理に電子マネーの活用を検討していると報告。井口社長は「各観光圏の情報インフラを統一してはどうか。旅行者に認知され、比較可能なアンケート調査なども実施できる」と提案した。

    2009年7月6日月曜日

    産業観光で売り出せ!! “不死鳥”燕の現場で魅せる

    2009.6.28産経新聞を抜粋編集

     洋食器づくりや研磨産業など金属加工業が集積する新潟県燕市を「産業観光」で売りだそうという大人向けの工場見学ツアーがこのほど行われた。観光をテーマにした新潟県のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「うるおい新潟」で盛り上がり、県内外から42人が参加した。本紙記者も同行し、400年の歴史を誇るものづくりの現場や、職人さんたちの熱い思いに触れることができた。幾多の危機を不死鳥のように乗り越えてきた燕には、ものづくりを支えてきた誇りがいっぱい詰まっていた。(永岡栄治)

     一行は19日午前9時半に集合し、まず「富田刃物」と、洋食器のトップメーカー「小林工業」へ。小林工業のブランド「ラッキーウッド」は磨き上げられて酸化被膜が張り、輝きが長く保たれるそうだ。

     小林貞夫社長(48)は「お客さまには20年、30年と使っていただいているので、もうかりません。それでも、娘が嫁ぐときに持たせたいといわれたのは、最高のほめ言葉ですね」と職人の誇りをのぞかせた。

     昼食は燕三条ワシントンホテルで、小林工業の洋食器を使って、燕ポークや地場産野菜が使われた料理を味わう。「いい食器を使うと、おいしさしか記憶に残らないんです」と小林社長は胸を張った。

     午後は燕市産業史料館へ。和くぎから始まり、キセル、ヤカン、洋食器と発展していった燕の歴史が展示された史料館ので最大の発見は、斉藤優介学芸員(31)だ。

     とにかくしゃべる、しゃべる、しゃべる。燕の金属加工業の歴史に始まり、戦争や輸入攻勢の波にのまれながらも、不死鳥のように生き延びてきた燕の歴史を語り続る。

     「燕の金属加工業の起こりは、信濃川や中ノ口川が度々氾濫(はんらん)し、農家の人たちは容易に作物を作ることができなかったんです。そのため、農家の副業として、和くぎを作り始めたのが始まりとされています。その後、いろりの灰をならす道具『灰ならし』を作った。これ、あれれ、さっき小林工業さんで見てきたスプーンの原型に似ていませんか。そう、これが燕の洋食器の原点なのです」

     話はさらに、燕の伝統工芸品「鎚起銅器(ついきどうき)」へ。

     「文字通り金鎚で起こして作る銅の器です。1枚の銅板を金づちで打って急須を作ります。この急須の口、つなぎ目がないんです。口出しという技術で、1枚の銅板から口を出します。すごいでしょう。私は、このヤカンの口がたまらなく好きなんですよ」

     一考はこの後、その鎚起銅器を造っている島倉堂へ。

     2代目の島倉政之さん(40)が銅を金づちでたたいて花瓶に整えていく作業を実演してくれた。みるみる花瓶の形に仕上がっていく。島倉さんが「同じ所をたたいたら切れてしまう」と職人芸の奥深さを語ると、そこへ父親の板美さん(72)がやってきて、「金づちやプレスの道具もすべて、おれが造ったんだよ」と話し始める。作業場にはさまざまな種類の金づちがずらり。ものづくりにかける父子の迫力に圧倒されっ放しだった。

     最後に、シルバーアクセサリーなどをOEM(相手先ブランド)生産する「倉又製作所」を訪れた。社長の倉又清彦さん(44)は「うちがオリジナルブランドを売り出そうとしても、デザインや営業の力がない。だから、作業に見合った工賃がなかなか取れないんです」と、燕の金属加工業者が抱える悩みを明かした。

     ツアー後の懇談会では、「ものづくりの現場はすごい」「工場だけでなく、中の人間が面白い」「素材はそろっており、すぐ商品化できる」と参加者は興奮を交えて感想を語り出した。今後、燕商工会議所などが中心となって産業観光を売り出していく。

       ◇  ◇

     工場見学ツアーを催すきっかけは、ビアカップから航空宇宙部品まで手がける金属研磨職人集団「磨き屋シンジケート」を立ち上げた燕商工会議所産業振興課長補佐、高野雅哉さん(44)が今年3月、SNS「うるおい新潟」で書いた日記だった。

     「磨き屋シンジケートの視察に年間2000人訪れるが、見学した工場や職人さんにお金が落ちるシステムがない。皆様の知恵をちょうだいしたい」

     この書き込みに、次々と反応が相次いだ。

     新潟県はNHKの大河ドラマ「天地人」の放映や地元国体、JRのディスティネーションキャンペーンが開かれる今年度を「大観光交流年」と位置づける。

     国土交通省から昨年度に出向し、初代の県観光局長として旗振り役を務める坂巻健太さん(39)は「今年はある程度、軌道に乗せることができた。問題は来年だ」と頭を悩ませてきた。そのヒントになったのが、燕をモデル地区とした産業観光の売り出しだった。

     全国の例に漏れず、燕の金属加工業も世界的な不況の荒波を受けている。倉又さんは「地域の工場がどんどん静かになっていった。仕事がないなら、外から人を呼んで現場を見てもらおうと話がまとまった」と話す。

     実は高野さん、坂巻さん、倉又さんも、SNS「うるおい新潟」の中心メンバーだ。SNSで活発に話し合い、すでに今回を含め4回の工場見学ツアーを企画している。このSNSには約500人が登録し、観光や地域おこしで活躍する県内外のメンバーが日々活発な議論や情報交換を繰り広げている。

     高野さんは日記にこう記している。

     「燕の工場で作られている製品が確かなもので、そこに従事している製造業のストーリーを一般消費者に知ってもらいたい。燕は400年、金属で日用品を作り続けてきた。この歴史や風土をみんなに知ってもらい、燕をブランド化していきたい」

     「MADE IN JAPAN」のプライドが、ここ燕にはしっかりと息づいていた。

    2009年7月4日土曜日

    中国人観光客、7月1日から日本の個人旅行が可能に

    2009-07-01 CRIOnlineを抜粋編集

     中国人観光客の日本訪問をさらに増やすため、日本政府はこれまでの団体観光客にのみビザを発給するやり方を改め、1日から、中国人観光客向けの個人観光ビザを発給するようになりました。

     この措置はまずは北京、上海と広州で実行され、一年間のテスト期間を経て中国全土に拡大予定です。申請には年収25万元以上などの条件が必要とされています。

     なお、金融危機や不況、及び円高の影響を受け、最近、日本を訪れる外国人観光客が大幅に減少していますが、その中でも、唯一、中国人観光客は増える傾向にあります。

     日本観光庁の発表したデータでは、2008年、日本を訪れた中国人観光客はのべ100万人を超え、2000年のおよそ3倍近く増えたということです。

    2009年6月30日火曜日

    B級グルメでまちおこし パンフ

    2009年5月23日 観光経済新聞を抜粋編集 

    食のまちおこしのメニューに関する特徴や歴史などの情報の整理が出来たら、
    次にすべきは情報の発信である。
    発信する目的は現地に来てもらうことであり、そ のためにはどこで食べられるかの情報が不可欠だ。

    ①店名
    ②住所
    ③交通
    ④連絡先
    ⑤休日
    ⑥営業時間
    ⑦代表メニュー名
    ⑧メニュー写真
    ⑨メニュー説明
    ⑩駐車場有無
    ⑪席数
    ⑫アルコール有無
    ⑬創業年
    ⑭一言コメント――――。

    基本的な考え方は、お客様にできるだけ親切に情報を提供すること。
    「このくらい分かるだろう」ではなく、「外からのお客様にはわかりにくいのでは」と考え、ていねいな説明が肝要 だ。
    まず店舗の情報としては最低でも①~⑨が必要である。


    情報発信のポイント

    ①店内には読み仮名を付ける。読み方が不明なだけで不親切な印象を受ける。
    ②住所は市町村名から。いきなり町名が書いてあると地元向けと感じられる。
    ③交通は最寄り駅からの徒歩時間を。車であれば概ねナビでたどり着けるが、公共交通機関利用情報は必要だ。バス利用情報はさらに親切だが、マップやパンフなら必須のレベルではない。
    ④連絡先は市外局番から。お店に電話するとき、携帯では必ず市外局番が必要。略しては不親切になる。
    ⑤休日は不定休でも目安を明記。月1~2回程度とかほとんどなしであればそれを書くのが親切だ。
    ⑥営業時間は通し営業か、休憩があるかを明記すべき。省略してはいけない。
    ⑦代表メニュー名は価格を明記。余裕があればその他お勧めメニューを。
    ⑧メニュー写真は必須。店舗写真のみ載せるパンフをたまに見るが、食べに行きたい店の選択に、店舗写真のみのパンフは無価値。
    ⑨メニュー説明はこだわりや味の特徴などをできるだけ客観的に。可能なら麺類なら太さ細さ、味の濃淡、その他脂の多少などグラフ化して位置の目安をわかりやすくできると良い。
    ⑩以降はスペースがあれば記載。細かすぎ・瑣末と感じる方もあろうが、お客様に対しどれだけ具体的に意識できるかが万事に通じるもっとも重要なことなのだ。

    (俵愼一 愛Bリーグ事務局長、日本食べある記主宰)

    2009年6月25日木曜日

    仏・ホテル動画サイトが日本上陸

    2009年6月20日、観光経済新聞を抜粋編集

    世界最大級のホテル動画無料紹介サイト「TVtrip(ティービートリップ)」が開設された。
    TVtrip(ティービートリップ)

    ティービートリップは現在、22カ国でサイトを展開。世界約150都市、2千軒以上のホテル動画を各国語で紹介している。

     動画でホテルを紹介し、エクスペディア(本部・米国)、アゴダ(本部・タイ)、ベネーレ・ドットコム(本部・イタリア)など世界の大手旅行サイトに利用者を誘導。利用者は動画を見て気に入ったホテルをその場で予約することができる。予約が成立した際に各旅行サイトから支払われるアフィリエイト収入(成果報酬型の広告掲載料)などがティービートリップ側の収入になる。

    2009年6月24日水曜日

    武蔵観研について【ラジオ インタビュー】

    武蔵観研について【ラジオ インタビュー、音声】

    2009年6月20日土曜日

    体験型観光の推進を

    藤澤安良、「体験型観光の現場 かけがえのない体験」週間観光経済新聞、2009年5月30日を抜粋編集

    教育効果が高い体験交流型は、後の人生を左右するような感動のドラマがあり、この時代に生きた証になる。何ものにも代え難い行事は実施されなければならない。

    国内各地の観光旅行も風評被害に影響を受けやすい。
    それに負けない強固な目標が必要になる。
    また、簡単にいけるような観光地への旅ではなく、体験プログラムを通して地域の人々と交流するなど、かけがえのない旅の目的を持つことである。

    2009年6月13日土曜日

    書評『イタリア観光再生計画の現在』

    2009年6月13日 観光経済新聞を抜粋編集

    文化・景観・ツーリズム~イタリア観光再生計画の現在

     イタリアの文化財大臣だった著者は、「イタリアの美」の複雑なシステムを管理し、それを経済的、社会的な成長の原動力にしたいという。イタリアの美とは、歴史、芸術、領土および景観、文化産業、訪れたいと思われ続ける理由である伝統。タイトルで示した、文化、景観、ツーリズムの3分野は、イタリアの美の「ニューディール政策」の中心にあるべき、最良の資源と主張する。

     ツーリズムはイタリアにとって「確固たる長い伝統を持つ天職である」と言い切る。確かに、05年の国別ブランド力指数でイタリアは、旅行者の目から見て最も魅力的な旅行先だ。

     だが、そのブランド力は訪問地として選ばれることには直結していない。WTO(国際観光機関)による04年の観光客到着数は3710万人。フランス、スペイン、アメリカ、そして、追い越された中国に次いで5位だ。首位を維持していた30年前と比べて20%も減少、00年と比べて約500万人減少している。

     イタリアのツーリズムの問題点は、国家産業戦略と政策が欠如していること。インフラに関しては、港湾、空港、鉄道、道路網の設備やサービスの供給に差があること、などと指摘している。

     八木真紀子訳。価格(税別)は1800円。発行はシーライトパブリッシング。

    2009年6月5日金曜日

    美しいまちなみ賞、大賞は栃木市と真庭市

    2009年5月30日、観光経済新聞を抜粋編集

      国土交通省は22日、美しい都市空間づくりの優れた地域として、2009年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」の受賞地区を発表した。大賞には、栃木市歴史的町並み景観形成地区(栃木県)と真庭市勝山町並み保存地区(岡山県)を選出した。優秀賞6地区、特別賞2地区も選んだ。

     01年度から開始された賞で、NPOなどのまちづくり組織と地方公共団体とが協働して、景観づくりに取り組んでいる地域が対象。

     大賞を受賞した栃木市の町並みは、中心市街地の47.7ポイントが対象。栃木市商店会連合会、うずま川遊会、栃木の例幣使街道を考える会、栃木市などが景観づくりに取り組んでいる。

     栃木市の市街地には、旧日光例幣使街道、巴波川沿いを中心に、江戸、明治期の蔵、大正時代の洋館などが多数残されている。「蔵の街とちぎ」を目指し、大通りのシンボルロード整備事業による電線の地中化、巴波川の浄化対策や遊歩道整備とともに、「町並み修景ガイドライン」に沿って歴史的建造物を生かし、官民一体のまちづくりに取り組んでいる。

     審査委員会の講評では、「蔵や洋館が数多く残されているだけでなく、市民によって構成されている街づくり組織、イベント主催団体が多数存在し、活発に活動している」と高い評価を受けた。

     同じく大賞を受賞した真庭市の町並みは、勝山地域の61ポイントが対象。町並み保存事業を応援する会と真庭市が景観づくり、イベント活動などの事業を展開している。

     勝山地域は、古くから出雲街道が通り、高瀬舟を使った舟運の発着場として栄えた交通の要衝。江戸期に城下町を形成した歴史を持ち、白壁に格子窓、なまこ壁の集蔵庫のほかに、高瀬舟の発着場跡、武家屋敷などが残る。電線の地中化、文化交流施設の整備などを進めた。住民団体による空き家の管理運営、「のれんのまちづくり」事業なども行われている。

     他の受賞地域は次の通り。

    優秀賞
    浦安市日の出・明海・高洲地区(千葉県)、中津川市中山道馬籠地区(岐阜県)、大野市寺町通り地区(福井県)、岸和田市本町地区(大阪府)、富田林市富田林寺内町地区(同)、出水市出水麓地区(鹿児島県)

    特別賞
    富山市総曲輪地区(富山県)、浜松市東地区(静岡県)

    2009年5月26日火曜日

    2009年5月25日月曜日

    2009年5月22日金曜日

    初の観光立国教育全国大会、三島市で開催

    2009年5月16日観光経済新聞を抜粋編集

     郷土や地域の良さを見直し、その良さを発信する教育事例を全国に広めようと、10日、観光立国教育全国大会(大会会長=舩山龍二・日本ツーリズム産業団体連合会会長)が静岡県三島市で開かれた。小中学校の社会科や総合学習の時間に実践された、観光をテーマとした授業の優れた事例15例を「観光立国教育賞」として表彰したほか、観光教育の模擬授業を行った。大会には教師や観光関係者らおよそ900人が参加。観光教育の推進へ、産学官が連携し新たな一歩を踏み出した形だ。

     同大会は、観光を切り口とした授業活動を研究してきた、小中学校の教員らの教育技術研究団体「TOSS」が中心となり、日本旅行業協会(JATA)や全国旅行業協会(ANTA)、日本観光協会などとともに実行委員会をつくり、開いた。観光庁も観光立国教育賞の選考に加わるなど後援団体として積極的に支援した。大会テーマは「郷土を愛する心を育てる観光立国教育」。

     観光庁の役割や進める観光施策について記念講演を行った本保芳明・観光庁長官は、冒頭、「東京以外の場所に観光にかかわる産学官の主要メンバーが一堂に会したのは、観光立国教育の成果に対する賛辞と興味関心の高さによるもの」と述べ、多くの教諭が観光をテーマにした授業を実践し、郷土愛の醸成などに成果を上げていることを評価した。

    2009年5月13日水曜日

    東京都、飲食店の外国語メニュー作りを支援

    2009年5月9日観光経済新聞を抜粋編集

     東京都は4月22日、飲食店などが作る外国語メニューを支援するサービスを始めた。外国人旅行者が気軽に日本の食事を味わえるようにするのが狙い。都は、「サイトにアクセスし、クリックするだけで簡単にお店の外国語メニューができる」(観光部振興課)と利用を呼びかけている。

     外国語メニュー作成支援ウェブサイト(http://menu-tokyo.jp)で提供する。言語は英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)。料理名や食材、産地などメニュー数は2560点に上り「用語の組み合わせで店のオリジナル料理もメニューに追加できる」と言う。完成したメニューは都の公式観光サイト「東京の観光」(http://www.kanko.metro.tokyo.jp)にも掲載する。

     7月からはこのシステムを使った作成研修会を無料で開催する方針だ。

    2009年5月8日金曜日

    ホテル、レジャーの定番検索サイト

    ビジネスホテルは楽トラ
    高級旅館ホテルは一休
    レジャーはじゃらん

    2009年4月28日火曜日

    ネットエージェント、GWの国内旅行予約が好調

    2009年4月25日観光経済新聞を抜粋編集

     景気低迷のなか、今年のゴールデンウイーク(GW)休暇を利用した国内旅行は、定額給付金の支給や高速道路のETC割引による旅行者の増加が期待されている。大手旅行各社がGW期間中の予約を堅調に集めているなか、各ネットエージェントも豊富な宿泊プランで予約数を伸ばしている。インターネット経由の手軽さや自分で交通手段を予約できる利便性などを強みに、間際の需要も取り込みそうな勢いだ。

     リクルートが運営する「じゃらんnet」もGW(5月3~5日)の予約数を大きく伸ばしている。19日現在の予約人泊数は前年同期比32%増。その後も順調に予約が入っており、「間際はもっと伸びるのではないか」と同社旅行カンパニーでは見る。

    2009年4月27日月曜日

    旅へさそうキャッチコピートップ10

    1964年から43年間に新聞に掲載された1000本のキャッチコピーの中のトップ10です。「旅の販促研究所」発表です。

    1. 世界遺産の旧市街 そこは「魅惑の迷宮」
    2. でっかいどう、北海道
    3. 自分が見えなくなったら、世界を見に行きなさい。
    4. 時計を脱いで、バリ島へ。
    5. 羊の数だけあるニュージーランド
    6. 旅は”心の貯金”です あなたを豊かにし、日本を再発見するために
    7. 自分に行き詰ったら、旅が最高の薬です。
    8. 空気のおかわり、もう一杯。カナディアン・ロッキー
    9. 仕事を休んで、私に戻る。列車の旅、のんびり小町
    10. 鈴を鳴らして……オーロラウォッチング この冬、一生に一度のオーロラ

    2009年4月25日土曜日

    麻生首相、「新たな成長戦略の柱の1つは観光」と強調

    2009年4月25日観光経済新聞を抜粋編集

     麻生太郎首相はこのほど、「新たな成長戦略」を明らかにした。同戦略は、(1)日本の魅力発信(2)低炭素革命で世界をリードできる国(3)安心・元気な健康長寿社会──を3 本柱に掲げ、特に魅力発信では「キラリと光る観光大国を目指す」と強調した。

     首相は、政府が目標とする20年の訪日外客2千万人を「実現したいと思う」と述べ、「きちんと魅力をアピールし、必要な措置を行えば外国人旅行者は必ず増える」との見通しを示した。

     そのため、日本へのアクセス改善に取り組むのが急務と指摘、「成田空港の場合、外国人の入国審査の待ち時間は最長28分。これを半減させ15分とし、成田から羽田への国内線への乗り継ぎ時間を現在の100分程度から50分台にする」と具体的な数字を挙げて説明した。

     観光地の景観、町並みの改善にも意欲を示した。首相は「無電柱化することによって観光客が増加した」と福島県会津若松の大内宿の例を挙げ、「今後3年間で30カ所を選んで無電柱化などの景観工事を進め、魅力的な町並み風景を作る」と述べた。

    2009年4月12日日曜日

    群馬県観光国際協会、地元視点でツアー造成

    2009年4月11日観光経済新聞を抜粋編集

     群馬県観光国際協会(前橋市)は4月から、県や市町村と連携して地域密着型ツアーを開始する。地元ボランティアによるガイド付きで、まず、「花」をテーマに5コースを設定。ツアー代金も定額給付金を意識し、いずれも1人6千円以下とした。同協会では「全県的な協力態勢での着地型ツアーの企画・販売は、全国でも珍しいのではないか」と話している。

     同協会では期間中に約300のツアーを造成する方針で「各市町村は少なくとも1ツアー以上の造成を目指す。今後は複数の市町村にまたがるツアー、県全体を対象としたツアーも造りたい」と意欲を示す。

    2009年4月9日木曜日

    訪日中国人旅行者の個人観光ビザ解禁へ

    2009年4月4日 観光経済新聞を抜粋編集

     政府は、中国人の訪日について個人観光査証(ビザ)を7月から発給する方針を明らかにした。個人年収25万元(日本円換算で約350万円)以上の富裕層を対象とする。1年間は試行期間として北京、上海、広州の居住者に限定するが、その後には全土に拡大する。世界的な景気後退で訪日外国人旅行者が減少する中、消費意欲の高い中国人富裕層の誘致拡大が期待される。

     個人観光ビザを取得した旅行者には、旅行会社の添乗員を同行する必要はなくなる。昨年3月から発給している家族観光ビザでは2~3人のグループでありながら、団体観光ビザと同様に日本、中国双方の添乗員の同行が義務づけられ、旅行の自由度や費用設定の足かせとなっていた。

     観光庁では個人観光ビザの導入を加味して、2009年の訪日中国人旅行者数を前年比約14万人増の114万人、2010年には125万人を見込んでいる。

    2009年3月20日金曜日

    2009年3月17日火曜日

    定額給付金で旅館に泊まって! 各地で動き活性化

    2009年3月14日観光経済新聞を抜粋編集

     定額給付金の支給が始まった。給付額は1人当たり1万2千円で、18歳以下と65歳以上には8千円が加算される。効果を疑問視する声は依然根強いが、低迷する景気の刺激策として期待する業界も少なくない。その1つが観光業界で、旅館組合や旅行会社、観光協会などでは給付額にちなんだ商品やサービスを始めている。

    2009年3月7日土曜日

    観光地づくり相談窓口 観光庁

    首席相談員:
    観光地域振興課 観光地域活動支援室長 服部真樹
    次席相談員:
    観光地域振興課 課長補佐 武田一寧
    観光資源課 課長補佐 川島雄一郎
    茨城県、栃木県、群馬県
    千葉県、埼玉県、東京都
    神奈川県、山梨県  

    観光庁観光地域振興部観光地域振興課 TEL: 03-5253-8111(内線27-709)
    → 内線27-704(塩崎)
    27-825(竹本)

    2009年3月4日水曜日

    2009年3月3日火曜日

    外国人用おみやげ、観光庁長官賞は「正絹ストラップ」

    2009年2月28日観光経済新聞を抜粋編集

     観光庁は20日、「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)魅力ある日本のおみやげコンテスト2009」の審査委員会を開き、外国人にとって魅力的な日本の土産品として各賞を決定した。グランプリの観光庁長官賞には、千葉県にあるメーカー、来楽暮が製造した「着物リメイク正絹ストラップ」を選んだ。

     全国から680品の応募があった。
     他の受賞商品は次の通り(商品名、製造・販売会社名、会社所在地の順)。

    【日本の食品部門】
    ∇金賞=浮世絵缶入り煎茶・玄米茶・丸山製茶(静岡県)
    ▽銀賞=白河だるま酒500==・千駒酒造(福島県)
    ▽銅賞=酒のいろいろ物語・バッケン・モーツアルト(広島県)

    【日本の匠部門】
    ∇金賞=江戸切子桜グラス・ヒロタグラスクラフト(東京都)
    ▽銀賞=シャンタンチーフ「梅」・日本風呂敷協会(東京都)
    ▽銅賞=組盃時代画風JAPANESES HOT GLASS・九谷青郊窯=青郊(石川県)

    【エコ部門】
    金賞=着物リメイク正絹ストラップ▽銀賞=布ぞうり・ふるさと体験館きそふくしま(長野県)▽銅賞=日本野鳥の会オリジナルエコ風呂敷「WATARI」・中川染工場(栃木県)

    【クールジャパン部門】
    金賞=iPouch(アイポーチ)・コーセンドー(東京都)▽銀賞=ちりめん細工(お寿司・和菓子・四季)・ちりめん細工館(京都府)▽銅賞=お寿司の握り方DVD「SUSHI」(NTSC版)・メディアジャパン(東京都)

    【審査委員特別賞】
    浮世絵缶入り煎茶・玄米茶 
    【各国・地域賞】
    ∇アメリカ賞=着物ボトルウェア・WANOKURA(和の蔵)(東京都)
    ▽カナダ賞=あらたしポケットイントートバッグ・トレードワークス(東京都)
    ▽イギリス賞=抹茶クッキー・エムアンドアール(兵庫県)
    ▽ドイツ賞=粋柄エコバッグ・和工房澪(愛知県)
    ▽フランス賞=iPouch(アイポーチ)
    ▽韓国賞=組盃時代画風JAPANESES HOT GLASS
    ▽中国賞=招き猫(黒)(白)・織田幸銅器(富山県)
    ▽香港賞=ご当地和柄こけし置物・石川物産(千葉県)
    ▽台湾賞=しろえびせんべい・日の出屋製菓産業(富山県)
    ▽シンガポール賞=江戸切子桜グラス・ヒロタグラスクラフト(東京都)
    ▽タイ賞=浮世絵缶入り煎茶・玄米茶
    ▽オーストラリア賞=日本浴衣・みどりインターナショナル(千葉県)

    2009年2月26日木曜日

    MICE観光とは

    MICEを通じて観光交流を促そうとする外国人旅行客の集客方法が需要が伸びる観光の形態と見込まれています。

    Meeting:企業等のミーティング
    Incentive:企業報奨・研修旅行
    Convention:国際会議
    Event:国際展示会、国際見本市

    2009年2月25日水曜日

    休暇の分散化を 観光立国推進戦略会議

    2009年2月14日 観光経済新聞を抜粋編集

    ゴールデンウイークはサービスの悪い宿泊施設でも満館になるが、オフの期間はよい施設でも閑古鳥が鳴くのが日本の現状である。。
    これでは、競争力の強化につながらない。

    休暇を分散化すれば、宿泊需要が平準化し、宿泊産業の経営体質の改善につながる。

    フランスやドイツでは、夏休みなどは地域、州ごとにずらされている。

    日本でも北から南まで、1週間ずつ長期休暇を違うようにしてはどうか。

    彩の国景観賞コース:さいたま市

    彩の国景観賞コース:さいたま市

    2009年2月24日火曜日

    景観法とは

    景観法
    日本は戦後経済だけを優先してきた結果、景観をこわしてしまいました。
    景観は先進国には不可欠の条件です。
    2004年に景観法ができ、国土全体の景観を守る枠組みがやっとできました。

    2009年2月15日日曜日

    出雲大社の謎 :「和」 

    出雲大社の謎 :「和」 
    出雲大社に秘められた謎を知ると、出雲観光への興味が一層増します。
    【参考】
    日本社会の徳目は「和」:聖徳太子

    2009年2月10日火曜日

    国内旅行を滞在型に転換、観光庁

    2009年2月8日観光経済新聞を抜粋編集

     観光庁は、国内観光旅行の振興策で、宿泊日数の増加への取り組みを強化する。観光地づくりや旅行・宿泊サービスの多くが主に1泊2日の滞在を前提にした構造にある現状を課題ととらえ、2泊3日以上の滞在につながる構造への転換を促進する方針を「観光庁アクションプラン」の中で鮮明にした。

    2009年2月6日金曜日

    日本の観光統計概要

    日本の観光統計概要JNTO

    2009年2月5日木曜日

    ホテル観光用語辞典

    ホテル観光用語辞典

    2009年1月31日土曜日

    「観光庁アクションプラン」のポイント

    平成21年1月28日

    「観光庁アクションプラン」のポイント

    1.主要施策
    「観光庁アクションプラン」の項目と主な施策は以下の通り。

    ① インバウンドの推進:訪日外国人旅行者数を2010年までに1000万人、2020年までに2000万人
    ・2010年までのプロモーション事業の見直し(ロードマップの作成)
    ・2020年に2000万人とするための中長期戦略の策定
    ・ビザ手続きの緩和・弾力化や入国管理手続きの改善等、受入体制の整備

    ② アウトバウンドの推進:日本人海外旅行者数を2010年までに2000万人
    ・旅行会社等のビジネス環境の整備(チャーター便の促進等)
    ・若年層向け対策(海外修学旅行の実施拡大等)
    ・VWC等と連携したTwo Way Tourismの推進

    ③ 国内観光旅行の振興:日本人の国内観光旅行による1人当たりの宿泊数を2010年度までに4泊
    ・観光圏の整備促進
    ・行政・民間・地域の連携の場の整備
    ・観光地づくりの担い手となる人材育成への支援
    ・CSの推進(観光地及び宿泊施設のCSを測定する標準的な手法の設定)

    ④ 国際会議の誘致開催:国際会議の開催件数を2011年までに5割増
    ・「MICE検討会」の立ち上げ

    ⑤ 観光産業の国際競争力の強化
    ・宿泊産業の活性化
    ・産学官の連携による大学における教育体制の充実

    ⑥ 観光統計の充実
    ・全国共通基準による観光統計調査の実施

    ⑦ 観光庁ビジョンの実現に向けて:新しい意識と組織文化の創造
    ・対外発信機能の強化、協議会の設置による官民の連携の強化

    2.対象期間
    当面の対象期間は、実施した施策の効果が表れ、一定の評価が可能となる2年間

    2009年1月30日金曜日

    観光庁発足までの経緯

    2003年 
    小泉首相「2010年に訪日外国人を倍増の1000万人」と施政方針で発言
    ビジット・ジャパン・キャンペーン開始
    観光立国懇談会が報告書をとりまとめ

    2004年
    第1回観光立国推進戦略会議

    2006年
    観光立国推進基本法成立

    2008年
    観光庁発足
    :これにより観光立国を総合的、計画的に推進することができるようになりました。

    2009年1月25日日曜日

    観光業界年表 1950~

    昭和25年(1950)帝国ホテルが政府登録第1号
    昭和26年(1951)日本航空設立
    昭和27年(1952)羽田一部返還、東京国際空港に改名
    昭和28年(1953)国際観光旅館連盟が社団法人認可
    昭和29年(1954)青函連絡船洞爺丸転覆
    昭和30年(1955)運輸省観光部、観光局に昇格
    昭和31年(1956)国民宿舎設置開始
    昭和32年(1957)さっぽろテレビ塔開業
    昭和33年(1958)関門国道トンネル開通
    昭和34年(1959)日本観光協会新発足
    昭和35年(1960)浅草寺雷門再建
    昭和36年(1961)運輸省、初の観光白書
    昭和37年(1962)北陸本線北陸トンネル開通
    昭和38年(1963)観光基本法公布
    昭和39年(1964)東海道新幹線開業
    昭和40年(1965)第1回観光週間
    昭和41年(1966)東アジア観光協会設立
    昭和42年(1967)国際観光年
    昭和43年(1968)運輸省観光局廃止、観光部に
    昭和44年(1969)東名高速道路全線開通
    昭和45年(1970)大阪で万国博覧会
    昭和46年(1971)旅行業法公布
    昭和47年(1972)山陽新幹線新大阪~岡山開業
    昭和48年(1973)関門橋開通
    昭和49年(1974)日中航空協定署名
    昭和50年(1975)沖縄海洋博
    昭和51年(1976)新幹線こだまに禁煙車
    昭和52年(1977)第1回JATA コングレス開催
    昭和53年(1978)日本、世界観光機関加盟
    昭和54年(1979)上越新幹線大清水トンネル貫通
    昭和55年(1980)川治プリンスホテル火災
    昭和56年(1981)神戸ポートアイランド博
    昭和57年(1982)東北・上越新幹線開業
    昭和58年(1983)東京ディズニーランド開業
    昭和59年(1984)観光政策審議会が運輸省に移管
    昭和60年(1985)東北・上越新幹線上野駅乗り入れ
    昭和61年(1986)国際観光モデル地区制度開始
    昭和62年(1987)国鉄分割民営化
    昭和63年(1988)青函トンネル、瀬戸大橋開通
    平成元年(1989)吉野ヶ里の環濠集落発掘
    平成2年(1990)大阪で国際花博
    平成3年(1991)観光交流拡大計画策定
    平成4年(1992)地域伝統芸能等活用法公布
    平成5年(1993)屋久島など世界遺産登録
    平成6年(1994)関西国際空港開港
    平成7年(1995)旅フェア初開催
    平成8年(1996)ウエルカムプラン21発表
    平成9年(1997)秋田・長野新幹線開業
    平成10年(1998)明石海峡大橋開通
    平成11年(1999)しまなみ海道開通
    平成12年(2000)祝日3連休法施行
    平成13年(2001)日本ツーリズム産業団体連合会設立
    平成14年(2002)JAL、JAS経営統合
    平成15年(2003)観光立国行動計画決定
    平成16年(2004)九州新幹線新八代~鹿児島中央開業
    平成17年(2005)愛知万博開催
    平成18年(2006)観光立国推進基本法成立
    平成19年(2007)観光立国推進基本計画策定
    平成20年(2008)観光庁発足

    【】観光経済新聞 2009年1月24日

    2009年1月23日金曜日

    観光圏、補助金交付先を募集 国交省

    2009年1月24日観光経済新聞を抜粋編集

     国土交通省は20日、観光圏整備法に基づく観光圏への支援について、2009年度の補助金交付先の公募を開始した。応募の締め切りは2月20日

     昨年7月に施行された観光圏整備法では、複数の観光地が連携したエリアを観光圏と定め、国内外の旅行者が2泊3日以上滞在できるような魅力ある滞在型の観光地づくりを促進する。

     都道府県や市町村が観光圏整備計画を策定。その上で地域の事業者が共同で策定した観光圏整備実施計画が国土交通大臣から認定されれば、補助金の交付や旅行業法の特例措置など、総合的な支援を受けることができる。

     09年度の政府予算案では、観光圏整備費の補助金分に5億2700万円が計上されている。補助率は個別事業の40%が上限で、補助期間は原則2カ年となっている。

     初年度の08年度には、「会津・米沢地域観光圏」「富士山・富士五湖観光圏」など16観光圏に認定し、このうち14観光圏に補助金を交付している。09年度に新規に採択する観光圏は10数件程度を見込んでいる。

     補助金交付の対象となるのは、着地型旅行を促進する体験・交流型プログラムの開発や2次交通整備の実証事業、宿泊の魅力向上につながる共通入湯券の企画などにかかわる事業費。

     応募の受け付けは、各地方運輸局または沖縄総合事務所。観光圏準備には実践プラン公募 国土交通省は20日、将来的に観光圏の形成を目指す地域の道路整備などのハード施策を後押しする観光地域づくり実践プラン「観光圏準備型」の公募を始めた。応募締め切りは3月6日。

     実践プランの応募主体は、市町村や都道府県、関係事業者、NPOなどで構成する協議会。観光圏の形成を目指す地域づくりの初期段階で、インフラ整備などのハード施策のプランを策定してもらう。プランが認定を受けると、道路整備などのハード事業メニューが導入しやすくなる。

     同時に、すでに観光圏整備に取り組んでいる地域からは、実践プラン「観光圏整備支援型」としてプランを募集する。観光圏整備の各種ソフト事業と連動し、ハード事業が導入しやすくなる。観光圏整備支援型は、公募期間は限定せず、随時応募を受け付ける。

    2009年1月20日火曜日

    観光庁、外国人向け土産のコンテストを開始

    2009年1月17日(土)を抜粋編集

     観光庁は、外国人にとって魅力的な土産品を選ぶ「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2009」の参加商品を2月1日まで募集している。5回目の今回は、食品、工芸品などの4部門の各賞などのほか、新たにグランプリとして観光庁長官賞を設けた。メーカーなどの応募だけでなく、一般からの推薦による応募もできる。

     土産品を通じて日本の魅力を海外に伝え、訪日旅行を促進するのが狙い。同時に新たな土産品を育成、発掘し、地域ブランドの振興を図る。

     募集部門は、(1)食品(2)匠(民工芸品)(3)エコ(4)クールジャパン──の4部門。エコ部門は、風呂敷やエコバッグのように資源の節約につながる商品などが対象。クールジャパン部門は、キャラクターグッズやフィギュアなど、日本の新しい文化を発信できる商品が該当する。

     土産品の応募は、専用ホームページ(http://www.vjc-omiyage2009.com)から。

    2009年1月17日土曜日

    新潟県観光協会が独立

    にいがた観光ナビ

    新潟県観光協会は、事務所を独立し、専従体制にした。現在JRや旅行会社の出向を含め14人体制で活動している。
    かつては、新潟県の観光協会事務所は県の観光振興課の中にあり、事務局長も課長が兼務しており、協会独自の活動ができなかった。 

    2009年1月15日木曜日

    大衆演劇で新生めざす 岐阜市

    2009年1月12日日経MJを抜粋編集

    岐阜市の柳ヶ瀬商店街で大衆演劇場「豊富座」を核にした街づくりが広がりはじめた。各商店が関連商品を扱うなど独自の販促策を実施。目指すは「大衆演劇ストリート」の確立だ。
    メーン通りには豊富座のロゴの入った垂れ幕やのぼりがはためく。通りや店の看板などの装飾も統一していく。インターネットを通じ商店街のイベント情報も積極的に流していき、柳ヶ瀬の再生ではなく、新生をめざす。 

    世界遺産アカデミーとサイバー大学が提携

    2009年01月07日TJオンラインを抜粋編集

    世界遺産検定を運営する世界遺産アカデミーとインターネットで講義を行っているサイバー大学は、入学金や受検料の優遇などを内容とする提携で合意した。サイバー大学にはIT総合学部、世界遺産学部の2学部があるが、このうち世界遺産学部の学生に対して世界遺産検定の受検料や受検条件を優遇。世界遺産検定の認定者がサイバー大学に入学する場合も、入学金10万円や検定料などが免除される。連携を通じて認知度を高め、世界遺産への興味を深めてもらうことで入学者や受検者の増加につなげたい考えだ。 サイバー大学はソフトバンクと九州の企業が設立した、すべての授業をインターネットで行う4年制大学。学長を務めるエジプト考古学の吉村作治学長は「今回の提携で世界遺産への学習の機運が高まることを期待している」などとコメントしている。

    2009年1月12日月曜日

    観光庁への要望3点

    2008年1月1日号 観光経済新聞を抜粋編集

    観光経済新聞が旅館に実施した調査によると、観光庁への要望は下の3点です。
    1. 観光地の整備
    2. インバウンドの拡大
    3. 国内旅行の活性化

    2009年1月9日金曜日

    宿泊旅行統計調査

    宿泊旅行統計調査観光庁