2010年5月29日土曜日

旅行会社、映画・ドラマの舞台に熱い視線

2010年5月29日 観光経済新聞を抜粋編集

 近年、映画やドラマのロケ地や主人公にゆかりある土地、舞台となった土地が多くの観光客を集めている。全国各地で、撮影をサポートするフィルムコミッションなどの活動が活発化しているが、旅行会社も人気の作品や今後注目を集めそうな作品をテーマにした商品を造成、販売し、需要取り込みを図っている。

 29日に全国公開される映画「レイルウェイズ」の舞台、島根県出雲市の一畑電車を訪ねるツアーをこのほど発売したのは、日本旅行。

 映画は一流企業に勤めていた49歳の主人公が母親の病気を機に故郷の島根県を走る一畑電車の運転士に転職し、家族の絆を再確認するという作品。

 ツアーは発地と島根(米子、松江、玉造温泉、出雲市)間のJRと、松江または玉造温泉の宿泊をセットにしたもの。一畑電車1日フリー乗車券を付けるほか、オプションプランとして、映画ロケ地の一畑電車雲州平田駅構内の特別見学を設定した。

 JTBが21日発売したのは、韓国の人気テレビドラマ「IRIS(アイリス)」の秋田県のロケ地を訪れる首都圏発着のパッケージツアー。日本でも4月から放送が始まったことから、企画された。