2008年1月15日火曜日

観光振興の先進事例に学べ 国交省、69地域を選定

2008年1月13日 共同

 国土交通省は13日までに、外国人旅行者の誘致や満足度の高い滞在メニューづくりなどの先進的な取り組み事例として、全国から69の観光地を選んだ。1月末から同省のホームページで紹介し、各地の観光振興の参考にしてもらう。

  外国人誘致の先進事例(36地域)のうち、ニセコ(北海道)はパウダースノーの魅力が売り物で、2006年の外国人宿泊客は11万6000人で02年に比 べ9・4倍に増えた。別府(大分県)は、外国人向けの観光案内所を設置するなどし、韓国人を中心に温泉やゴルフに訪れる観光客数を伸ばしている。

 旅行者の滞在日数増加のため、ご当地ツアーの開発などに取り組んでいる事例(33地域)では、リハビリと湯治を組み合わせた療法プランを提供する鳴子温泉郷(宮城県)、世界遺産の古道をガイドが案内する高野・熊野(和歌山県)などが選定された。