2008年10月02日、Travel Journal Online
国際観光振興機構(JNTO)が行った訪日外客の消費調査によると、旅行前と旅行中を含めた訪日客1人1回当たりの平均消費額は24万1684円で、国別では英国の35万647円、米国の33万2361円、フランスの32万7104円と欧米諸国からの旅行者の消費額が多かった。一方でアジアからの旅行者の消費額は少なく、中国が20万457円、韓国は13万3820円とさらに低かった。ただし、旅行中の1日あたりの消費でみると韓国は1万4100 円で、英国の1万2000円や米国の1万2500円など欧米諸国より高い。韓国では旅行の短期化が進んでいるが、1日の消費水準は高いことがわかる。
国際航空券や宿泊など旅行前の消費額と、飲食など旅行中の消費額の動向調査では、台湾、中国、香港からの旅行者は旅行中の支出が全消費額の6 割程度を占めるのに対し、オーストラリア、カナダ、英国などの国は3割を下回った。旅行中の消費のうち土産代のみに絞ると、中国、香港からの旅行者の支出が高く、中国の旅行者では最高330万円を使った人もいた。この旅行者を含め、土産代が100万円以上と回答したのは12人いた。