2008年8月17日日曜日

国交相の谷垣氏、VJCの重要性を強調

2008年8月9日(土)観光経済新聞を抜粋編集

 谷垣禎一国交相は、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の重要性を強調した。国際競争力の強化や地域活性化の観点から、VJC推進の必要性を繰り返し口にした。

 「人口が減少し、内需拡大に講じる手立てが難しい中で、海外の力、特に“成長センター”と言われるアジアの力をどうやって取り込むか。一番大きな政策はVJCだ」と指摘し、10月に発足する観光庁を積極的に支援する考えを示した。

 さらにVJCについて「東京だけではなく、地方の優れた自然や文化の遺産を有効に活用し、海外の旅行者が各地を訪れるようになれば、地域の活性化につながる。地域の食の振興にもつながり、一次産業も活気づく」と説明したほか、「安全保障の基本は日本という国をよく理解してもらい、好意を持ってもらうこと。相互理解という観点でも大きな意味づけがある」と語った。